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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga14現代によみがえる伝説〜Fist of destruction〜
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出す暴風は滅びへの冥府の息吹」と詠唱を続けつつ・・・
「
突神の投冽
(
コード・フニクズル
)
!!」
またその姿を消したレオン(仮)を迎撃するために創り出した氷の槍を俺の足元へと向けて突き刺すと、俺の周囲に数十本という氷の尖塔が放射状に突き出る。ガシャァン!と氷が割れた音がした方を見れば、そこには無傷だが氷の尖塔に動きを一時的にだが封じられたヤツの姿。
『いっけぇぇぇぇ!!』
22発の砲撃の同時直撃がレオン(仮)を襲う。強烈な魔力爆発の衝撃波に乗るように俺は後退。
――
勝神の投閃
(
コード・ガングラーズ
)
――
閃光系の魔力槍を創り出して即座に「おらぁ!」投擲する中でも「八拳に込められるは創造にして破壊、正義にして不義、神聖にして俗悪、真実にして虚偽」と詠唱を続ける。
「殺す気で来い!」
掴み取った光槍を握り潰したレオン(仮)へと俺は指を差し、「生を奪い死を与える覇王の拳、その身に受けよ」と最後の節の詠唱を終える。
「
魔神の極拳
(
コード・シグフェズル
)
」
中級の巨腕イロウエルの最上位術式シグフェズルを発動。炎熱、氷雪、風嵐、雷撃、閃光、闇黒、土石、無属性魔力の8つの巨腕を、「ジャッジメント!」の号令の下にレオン(仮)へと殺到させる。奴はその機動力を以て回避すればいいのに律義に真っ向から殴って迎撃。だが、これまでの魔術のように即座には破壊されない。
(詠唱から発動した俺の上級術式は無詠唱発動時とは違って、神秘はもちろん効果も上昇する!)
「おのれぇ・・・!」
「神器王だからと言って扱える神器だけがすごいわけじゃないぞ!」
かつての俺は、レオンと魔術戦を繰り広げることなく神器の雨、
軍神の戦禍
(
コード・チュール
)
で部下ともども蹂躙して勝利した。奴は己の肉体と自己強化魔術に絶対の自信を持ち、戦場では中遠距離系の魔術相手でも接近戦を挑み、勝利を収めてきたことは調査で判っていた。
だから俺は奴が潰してきたその他大勢の遠距離術師と同じと思わせるよう動き、油断させたところで魔術とは比べられないほどの神秘を有した高位神器による掃討、コード・チュールを紛れ込ませて放った。勝敗はアッサリついた。いくら奴でも防げない神秘は存在するのだ。
(当時は高位神器に頼るほかなかった俺しか見せられなかったが、神器に頼らない魔術師としての俺を今日見せてやろう!)
『マイスター!』
『ああ! 一気に決めるぞ!』
レオン(仮)がシグフェズルの八拳を損壊させ始めた。完全に潰される前に戦闘不能にしてやる。アイリがまず蒼翼による包囲砲撃を行う。力を込めて炎拳を迎撃しようとしたところでの数発の同時砲撃を受け、奴はわずかによろめいた。そこに炎拳に加えて光拳での一撃もお見舞いしてやる。
「むぐぅ!!
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