天使とラブソングを……?(第3幕)
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インして」
才能と美貌を無駄にしている娘の事を考えてたら、リュー君からサインを要求された。
「この下の方で良い?」
サインを求められた用紙を見ると嘆願書という名の書類になっていた。
そして嘆願者は私。
その事を証明するサインを書く必要があるのだ。
受け取った書類にサインしようと私もペンを持つと、もう既に次の書類を書き始めるリュー君。
流石一代で小国を大国へと押し上げた人は仕事が早い。
次は何の書類なのだろうか……?
フレアSIDE END
(ラインハット:王座の間)
デールSIDE
日もかなり傾き、今日の仕事が終わったので兄と暫しの雑談をしていた所……
(バン!)「ヘンリー、この書類にサインしろ!」
と、リュカさんが突然現れた。
「うわっぷ……や、止めろ馬鹿!」
リュカさんは兄さんの顔面にサインさせたいらしき書類を押しつける。
それではサインはおろか、読む事もままならないだろう。
「早くサインしろよぉ〜」(グリグリ)
「いい加減にしろ馬鹿野郎!」(バシッ!)
顔に押しつけられた書類を引ったくる兄。
「何の書類だコレは!?」
引ったくった書類に目を落とす。
すると兄さんは「嘆願書?」と呟き首を傾げた。
「コレは何だ?」
「説明するのが面倒臭い。ヘンリーはサインだけすれば良いんだよ。それしか出来ないだろ?」
リュカさんから見たら僕等は何も出来ない王族だけど、内容が解らない書類にサインは出来ないでしょうね。
「そんな訳にいくか! それに俺の事を馬鹿にs「あれー? お父さん来てたの……サンタローズに居たのに!?」
兄さんが何時もの様にリュカさんに文句を言おうとしてたら、甥夫婦がこの部屋に入ってきた。
「あれ、何でサンタローズに居た事知ってんの? ……やっぱりウルフをやり込めたのはポピーか?」
「あははははっ……そうだったら良かったんだけど、今回は何とユニなのよ(笑)」
あのウルフ宰相をやり込められる人物が他に存在する事に驚きを隠せないが、ポピーがここまでの状況を説明してくれる。
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「……と言う訳?」
「なるほどな……この書類はそれに関する事か?」
「そうだよ。だから今すぐ迅速にさっさと一瞬に秒でサインしろ!」
微塵も変わらずに兄をぞんざいに扱うリュカさん……それを見て心から楽しそうにケラケラ笑う甥の嫁。
「急かすな馬鹿! 状況は理解したが書類はまだ見てないんだ……急かすくらいなら説明しろ」
「一からか? 一から説明しないと理解できないのか? どんだけヘッポコなんだお前は!」
兄さんには悪いが、二人の遣り取りは何時見ても楽しい。
「ああ、ヘッポコなんで一から説明しろ
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