第七幕その五
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「それはまた」
「だっていつもオズの国を冒険しているし」
「名誉市民なんて珍しいしね」
「それならね」
「よく知ってるよ」
「そうなんだね、今はじめて知ったよ」
自分達が有名なことをというのです。
「そうだったんだ」
「ただ見たのははじめてだから」
「ここで会うとも思わなかったし」
「君達そんな顔だったんだね」
「それぞれね」
「白人もアジア系も黒人もいるね」
「色々だね」
ピーターは二つの頭でこうも言いました。
「そこはオズの国だね」
「色々な人種の人がいることは」
「そうよね、オズの国は色々な人がいてね」
ドロシーもこう言います。
「人種もね」
「色々だよね」
「白人だけじゃなくてね」
「アジア系も黒人もいて」
「人種も色々なんだよね」
「そうなのよね、最近じゃ中華街や日本街もあるし」
ドロシーはそうした場所のことも思い出しました。
「オズの国も色々よ」
「ああ、日本街ね」
「あそこは面白いらしいね」
「日本のお城があるらしいね」
「とても立派な」
「そうよ、天守閣っていうものがあって」
ドロシーはピーターに日本のお城にあるそちれのお話もしました。
「それがそのお城でも凄いのよ」
「一度行ってみたいね」
「是非ね」
「僕も旅行に行こうかな」
「そうしようかな」
「翼で何処でも行けるし」
「この辺りをお散歩するだけじゃなくてね」
ドロシーの言葉を受けてでした、ピーターは二つの頭で言いました。頭は二つでも考えることは同じみたいです。
「日本街にも行って」
「他の場所にも行こうかな」
「そうしようかな」
「どうしようかな」
「じゃああたし達と一緒に来る?」
つぎはぎ娘はピーターに提案しました。
「そうする?」
「一緒?」
「一緒にっていうと」
「あたし達今お菓子の国に向かって旅をしてるの」
つぎはぎ娘はピーターにこのこともお話しました。
「そうしてるの」
「そうなんだ」
「お菓子の国までなんだ」
「行く旅をしているんだ」
「それでその途中に僕と会ったんだね」
「そうよ、あんた今暇?」
つぎはぎ娘はピーターにこうも尋ねました。
「暇だったら一緒にどう?」
「ああ、暇だよ」
「沼地で一匹暮らしだしね」
「これといってないよ」
「別にね」
「じゃあいいわね」
それならとです、つぎはぎ娘はピーターのお話を聞いて言いました。
「あんたさえよかったらね」
「君達に同行していいんだ」
「一緒に冒険の旅に出ていいんだ」
「お菓子の国までね」
「じゃあね」
「僕も一緒にね」
是非にとお話してです、そしてでした。
ピーターも一緒に行くことになりました、するとつぎはぎ娘は踊りながらこんなことを言いました。
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