暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
12ー私の弾丸で
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
の体制が崩れる。

「狙い撃ち♪てね。」
「…スノーに毒されてるな。」

キリトがそれを聞いてげんなりとするがすぐに真面目な顔で。

「すぐに遠距離モードに切り替わるぞ。気をつけろ!」
「了解!」

するとそのボスモンスターは自らに繋がれてる鎖を引っ張ると壁が壊れ、まるでハンマーの様になる。なるほど遠距離モードとはこういうことね。と自分で納得しつつ。少し距離を取る。
しかし、そこに突っ込む人影が。キリトだ。

「はあああああああああああああああああああああああああああああ!」

そう叫ぶとボスモンスターの鎖を捌きつつ、剣戟を加えていく。
そう言えば…。
かつて佳が言っていた事を思い出す。アスナのためならリズムが単調になるからそこをカバーするのが大変だったと。
まさに今の感じがそれだ。私は思いっきり叫ぶ。

「攻めすぎよ!キリト!」

しかし私の声が聞こえないのか。地獄のような鎖の猛攻を何とか捌いているがこのままではジリ貧なのは確か。
…まって。

「一か八か…!」

私は狙いを定める。狙いは高速で動き回る鎖。良くGGOでやっていたスノーの銃弾を銃弾で当てる技のイメージをする。

「ふぅーーー。」

大きく深呼吸して。引き金を引く。

佳。力を貸して。

放った銃弾はボスモンスターの方へと亜音速で向かっていき……。
鎖に当たる。すると鎖は切れ、さっきまでのリーチが無くなる。

「もう1発……。おまけよ!」

そう言ってもう一度、ヘッドショットを狙い、銃弾を放つ。動きがさっきより緩慢だ。もちろんヘッドショットを決め、ボスモンスターが片膝をつく。
その隙を見逃さないのがキリトだ、そのままあっという間に剣戟を決めていく。そして立ち上がる前に。

「キリト!」
「は!」

そうしてもう一度、今度はボスモンスターの顔に突きを突きつけ……。
ボスモンスターのHPゲージが無くなっていた。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ