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 妖精さんは灰色の騎士さんを(性的に)襲う事を決意したそうです。
灰色の騎士さんは皇紀様にお礼エッチをされるそうです。
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上に感謝されているなんて思ってもいなかった……という顔かな?」
「えっと……」
「君は手柄とか功績を上げたいとか下心があって誰かを助けるわけじゃないんだろうね。まあだからこそ僕はリィン君を信頼しているんだけど。でも逆に言えば君がいなければ夏至祭や内戦時にアルフィンの身に何か起きていたかもしれなかったんだ。セドリックだってテスタ=ロッサに完全に飲み込まれてしまっていたかもしれないし、僕も君には随分と助けられた。そんな君を義母上が気にするのは当然じゃないかな?」


 オリヴァルト殿下にそう言われなんだか恥ずかしくなってしまった。そもそもアルフィン殿下やセドリック殿下を助けれたのも仲間のお蔭だし、俺だけでは何もできなかったんだけどな。


「君は本当に謙虚だね、少しは誇っても良いと思うよ」
「あはは……すみません。どうも後ろ向きに考えてしまって……」


 俺は苦笑しながら頬をかいた。



「でも皇妃様が思い悩んでいると言っていましたが、俺は皇族の方達を恨んでいません。イシュメルガという途方もない化け物に勝てたのは結局父であるギリアスのお蔭でもありましたし、俺は何もできませんでした。それなのに自分の事を棚に上げてそんな誰かを恨んだりできません」
「……リィン君。ありがとう。その言葉を直接義母上に伝えてあげてほしいんだ。そうすればきっと義母上も吹っ切れてくれると思うから」
「はい、任せてください」


 俺はオリヴァルト殿下との会話を終えると、彼に案内されてバルフレイム宮殿のある部屋に連れてこられた。


「義母上、オリヴァルトです。リィン君をお連れしました」
『入ってください』


 許可をもらい部屋の中に入る、そこにいたのはやはりプリシラ皇妃様だった。



「オリヴァルト、ありがとうございます。後は二人だけで話させていただいてもいいでしょうか?」
「ええ、勿論です。リィン君、義母上の事をお願いするね」


 オリヴァルト殿下はそう言って退室する。俺は直ぐに膝をついて頭を下げた。


「プリシラ皇妃様……」
「リィンさん、今日はあくまで公の場ではなくプライベートとしてこの場に来てもらいました。どうかそのように堅苦しい挨拶はしないで自然なお姿をお見せください」
「……かしこまりました」


 皇妃様がそういうのであれば素直に従うべきだろう、そう思った俺は頭を上げて立ち上がった。



「どうぞ、そちらにお掛けになってください」
「失礼します」


 俺はプリシラ皇妃様の言葉に従い豪華な椅子に座った。


「今日はお忙しい所を無理を言って来て頂き誠にありがとうございます。こうやって貴方と二人だけで話すのは初めてですね」
「もったいないお言葉です」

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