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妖精さんは灰色の騎士さんを(性的に)襲う事を決意したそうです。
灰色の騎士さんは皇紀様にお礼エッチをされるそうです。
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side:リィン
相克を乗り越え日常を取り戻した俺は、戦争によって荒れた帝国の復旧のためにあちこちを回って問題解決に勤しんでいた。
そんなある日、俺はオリヴァルト殿下にバルフレイム宮殿まで来てほしいとARCUSUに連絡を受け、急遽帝都ヘイムダルに向かった。
「リィン・シュバルツァー様ですね。オリヴァルト殿下より話は伺っております。どうぞ、中にお入りください」
通常なら門前払いを喰らうが、兵士の人に事情を話すとどうやら既に話が通っているらしくすんなりと中に入れた。
そして宮殿内をメイドさんに案内され、俺は久しぶりにオリヴァルト殿下と再会する。
「やあリィン君、久しぶりだね。再会のハグでもどうかな?」
「あはは……」
いつものノリで接してくるオリヴァルト殿下に俺は苦笑いを浮かべつつも、こういうやり取りが楽しいと思っていた。この人にもずいぶんお世話になったし、出来る事があるのなら協力は惜しまないつもりだ。
「さて、おふざけはここまでにして本題に入ろうか」
「何か事件でもあったのですか?」
「いや、そう言う事じゃないんだ。実は君に義母上と話しをして欲しくて呼んだんだよ」
「プリシラ皇妃様とですか?」
オリヴァルト殿下の話を聞いて俺はキョトンとしてしまう。何か重大な事件でもあったのかと思ったが、皇妃様と話しをしてほしいとはどういうことなのだろうか?
「リィン君は既に知っていると思うけど、わが父ユーゲント3世は黒の史書に従ってオズボーン宰相と共に帝国に争いを巻き起こした。今となっては呪いに対抗するための布石だったんだと分かるが、それによって多くの犠牲も出てしまった。君の父、ギリアス・オズボーンも帰らぬ人となってしまった」
「それは……」
今になって分かった、俺の父がどれだけすごい人だったのかを。あの人はイシュメルガに抗い続け一人で帝国を……いやこの大陸を守ろうと奮闘していた。多くの人を犠牲にするという決して許されないこともした、でもその真意は俺を守ろうとする愛情だったんだ。
「……」
「すまない、つらいことを思い出させてしまったね」
「……いえ、大丈夫です。しかしその話とプリシラ皇妃様に何の関係があるんですか?」
「義母上は君に辛い思いをさせてきたと酷く後悔されているんだ。君はアルフィンが慕っている子で義母上も君に感謝していたんだ。士官学院に通っていた時も君たちにはとても助けられたからね」
「プリシラ皇妃様が俺の事を……」
オリヴァルト殿下の話を聞いて、プリシラ皇妃様が俺に感謝をしていると知って驚いた。まさか俺ごときが皇妃様に感謝されているなんて思ってもいなかったからだ。
「その顔は自分が義母
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