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転生したらまたしても猫娘だった件
NO.010 ドワルゴンに向かう道中
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っていたことがあったんだよ……》
《それって……》

それでイズクは目を見張りながらもとある考えをしていた。
それから考えうる可能性としては、

【まさかリムルの世界はイズク達の世界の過去なのかな……?】

フォウのその予測にたいして、イズクが出した考えは『わからない』であった。

《俺はもうこうして転生してきちまったから元の世界に関してはどうこう言えないんだけどさ。多分だけど俺の世界とイズクの世界は繋がってるんじゃないかなって……。
それを確かめるすべはいまんところ、他の異世界人と出会うくらいしかないと思うんだけど、多分だけどイズクは時間軸事巻き戻しでこの世界に転生してきたんじゃないかって思うんだ》

リムルの考えは案外的外れでもないかもしれない。
イズクとフォウは思わずその考えに賛同するかもしれないくらい説得力があった。

《フォウが『猫又の怪』で活躍していたのは超常が起きる前からだからあり得ない話じゃないのかな……? でも、だとするとリムルさんの世界はいずれ超常によって生活が激変する未来が約束されているのか、はたまた超常は起きない並行世界という可能性も捨てきれないね》
《そうだな。まぁ俺もイズクももうこうして前の世界とはもう関わりはないんだから本当にただの暇つぶしな考えだな》
《そうだね……いまはこれからをどうするか考えていかないといけないしね》
《だな。そう考えると俺達って結構運がいいのかもしれないな》
《というと……?》
《だってさ。ヴェルドラでさえ俺のような転生をしたものは見たことがないって言っていたのに、すぐにイズクに出会えたんだからさ》

リムルのその多少気持ちが弾んでいるかのような言葉に、イズクも納得できたのか、

《この出会いにもなにかの縁があるのかもね。大事にしないとね》
《おう。そうだな》

そんな話をしていたら、フォウがイズクにとある話をしてきた。

【イズクー。なんかまた無意識なんだろうけど妖術でスキル『思念伝達』とスキル『分割思考』を覚えたみたいだよ。きっとリムルと会話をしながらも意識を割いて走っていたから最適化するかのようにイズクが願ったんだね】
《えっ……なんか軽い感じに言っているけど相当なものじゃない?》
【イズクも自分で言っていたじゃない? その場その場で妖術は増やしていこうって……。なにごとも自分の発言には自覚を持たないとね♪】

どこか楽しそうなフォウの言葉にイズクは無意識とはいえそんなにポンポンとスキルを作ってよいものかと悩んでいた。
そして会話が途切れたのを不思議がってかリムルがまた会話をしてきて《どうした……?》って聞いてきたのでイズクは苦笑いを浮かべながらもさきほどのフォウが教えてくれた内容をリムルに話すと、《やっぱり羨ましい……》とこぼし
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