暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga12幼い狂気〜Queen of illusion〜
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はいろんな種類の魔法陣が描かれてる。“T.C.”が最初に立っていたところには台座。あそこに突き立ってたんだね神器。セラティナはそんなホールを結界で覆ってくれた。

「っ! に、に、にくぅぅ・・・肉ぅぅぅ・・・斬らせろぉぉぉぉぉ!!」

“T.C.”が血走った眼でルシルを睨んで、よだれを垂れ流しながら“ティシュミホール”を横薙ぎに振り払った。対するルシルは「哀れだな。邪心に呑まれているじゃないか!」“グングニル”を振り上げて、“ティシュミホール”を上方に向かって弾き返した。

(きも・・・!)

「イリス! 余所見しない!」

「あ、ごめん!」

ルミナに叱られた。部屋の中には“T.C.”だけじゃなくて、柩から出てきた7体の骸骨が剣やら槍やら斧やら槌やらを持ってわたし達に襲い掛かってきた。わたしは振るわれる槌の一撃を受けずに回避して、「ごめんルシル! この人?たちの武器ってヤバい!?」って聞いた。

「ソレらは・・・大丈夫だ、君らでもイケる!」

神器に最も詳しいルシルからのお墨付きを確認したわたしは、「蹴散らせ!」ってみんなに指示を出して、一斉に攻勢に出る。わたしが相手にするのは、骨格だけで生前は屈強な戦士だったことを察せられる骸骨剣士1体。

「っく! 骸骨なのに強いんだけど!?」

神器“トロイメライ”を双刀形態にして、手数で骸骨剣士を眠らせてあげようと思ったんだけど、剣筋を完全に見切られてるから掠る程度のダメージしか与えられない。

「武器にさえ注意すればいいだけだし、私としては楽で助かるんだけけど?」

ルミナは戦斧を振り回す高身長の骸骨兵士と戦闘・・・というか戯れ中。高速で振るわれる戦斧を避けたり、腹をアッパーで上方に弾くことで逸らしたり、いろいろな手段でルミナは防御。

「あ、私も割と楽に勝てそうですよ」

ミヤビは防御力が最もある地鬼形態で、槌持ちの骸骨戦士と真っ向からのド突き合い。ミヤビは拳で槌を殴り弾いては本体に攻撃を加えてた。あの子、本当にかったいな〜。番外位らしいけど神器であることに変わりないのに・・・。

「イリスだけハズレを引いたんじゃない?」

クラリスは“シュトルムシュタール”を槍と根に分離させて、独楽みたいに回転攻撃。相手の短槍2槍流の骸骨を防戦一方にしてた。

「私はもうこれ以上の結界は張れないよ!」

セラティナは小さなキューブ状の結界で、残り2体の骸骨戦士の四肢を捕らえて動けないようにしてくれてた。

「対して強くはないけどタフすぎる! 骸骨が崩れることなく動き回ってるのもムカつく! 魔術師じゃないっぽいし、私が一斉凍結封印を行う!」

『全騎! セレスが凍結魔術を放つ! セレスの合図を待て!』

セレスはわたしが思念通話で指示を出して、
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