第一章:堕とされた妖怪達
第二話:楽園の素敵な巫女
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照らされる森の中を手探りで歩いている一人の少女が居た……独特の巫女服の様な物を着込み、手には御祓いをする為に使う棒を持ちながら多少開けた道を歩いていた
「……ちょっと、日が暮れて来たわね。暗くなる前に終わらせたい所だけど…」そう、彼女こそ博麗神社に住まう博麗の巫女こと博麗霊夢である。
ほんの一瞬、立ち止まり他に道は無いか見てるが今居る道以外、道と言った場所は見当たらなかった……
「っていうか、どれだけ妖怪が沸いて来るのよ此処は……さっさと親玉見つけてピチュらせ無いとこっちの体力が持たないわ」愚痴を漏らしつつも、討伐対象の妖怪を探す為に森の奥へと進んで行くのであった………
恭夜Side
人里から神社へと続く参道を、真っ直ぐ進むと徐々に見えてくる石畳で出来た階段がずっと上まで続くのが見える。アレを登るのか?と思いつつも妹紅と話をしながら歩いているとアッと言う間に鳥居の近くまで登ってしまっていた様だ
「ふぅ、何とか日が暮れる前には着いたわね」あの長い参道を歩いている頃には太陽が少し傾き掛けて居たし、あの階段も思いの他長かったから夜になるんじゃないか?と俺も少し焦ったからなぁ……
「此処が博麗神社か……」神社と言うからには、もう少し大きくて広いと思っていたが、無駄に広く無く簡素では年季の入った神社が鳥居の奥に建っていた
「そうよ。私はそうでも無いけど、普段から色んな人や妖怪が集まってくる場所ね」え?妖怪も集まってって……
「…人は良いが、妖怪まで集まって来たら駄目なんじゃないか……?」神社って神様住んでる所だよなぁ?妖怪が集まって来たら本末転倒なんじゃないか?
「まぁ、妖怪って言ってもピンキリだしね?此処の常連は基本的に人を襲う様なのは居なかったと思うわ」人を襲わない妖怪かぁ…会ってみたい気もするが怖いから止めておこう……
「だと良いんだけどな……」
「まぁ、こんな所で立ち話してても何だし、取り合えず霊夢に会いに行きましょう」此処でまた俺の知らない名前が出てきた。名前からして女性だと言うのは分かるが……
「……霊夢?」
「ああ、そう言えば名前は言ってなかったわね?昨日話してた此処の巫女が、その霊夢って子なの」なるほど、此処に来た時点で考えるべきだったが如何せん知らない事ばかりだし仕方ないか?
「ああ、その子が噂の便利屋さんか」でも巫女が便利屋って言うのも可笑しな話だな?依頼するくらいだし、強ち間違っては居ないのかな?
「いや…便利屋って訳でもないんだけどね…まぁ、とにかく奥へ進みましょう」若干苦笑いしながら答えるが、確かに奥に行ってどんな人なのか確かめるとしよう。
そうして奥の神社に進むと、賽銭箱と書かれた隣に座っている白黒の服と奇妙
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