第一章:堕とされた妖怪達
第二話:楽園の素敵な巫女
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う遠くないから、今から行けば夕方までには着くと思うわ」そうなのか?まぁ、そうじゃないと人里から依頼なんて出しに行けないよな?
「ああ、よろしく頼む」
「ああ、其れと妹紅も出来ればもう少し此処に顔を出すようにしてくれ。生徒達も遊びたがっていたし、私も話がしたいからな」
「ああ……慧音と話すのは良いんだけど、あの子達と遊ぶと疲れるのよねぇ……」
「まぁ、そう言うな。じゃあ約束だからな、近い内にまた来てくれ」
「はいはい、仕方ないわね。ま、取り合えずは今の仕事を終わらせましょう」俺も妹紅の返事の後に「ああ、それじゃ出発しようか」と言い、俺達は寺子屋を後にした
「博麗神社は人里から南に出て真っ直ぐよ。必要な物が有ったら店に置いてると思うから買って来ても良いから。はい、お金渡しておくわね」妹紅から千円と書かれた五枚の紙幣を渡された
「いいのか?」意外と多いはずなんだが……大丈夫なんだろうか
「どうせ無一文でしょ?早く準備して行かないと日が暮れちゃうわよ?私は此処で待ってるからね」取り合えず道具屋等に行ってみる事にした
道具屋に入ると、傷や毒などに良く効く薬草の類に武器や防具、其れからアクセサリーの類まで置いてある様だ
「いらっしゃい!」元気の良い、店主の様な人が挨拶してくれた。だが思わず俺はその人の頭を凝視してしまった……うん、艶のあるツルツルな頭だ。
「何だい兄ちゃん?俺を見てどうかしたのか?」視線に気づいた様なので適当に良い訳をして置く事にした……
「いや、店主の背が高いなと思ってさ」そう言いながら、売り物を見ていると刃渡りの良い大型のナイフが目に留まった。そういえば妹紅に貰った銀のナイフも戦ってる内にボロボロに為っちゃったな?見た目はそうでも無いけどよく見れば違いが分かる。
「お、兄ちゃん見る目あるね?そいつは、この前来た外来人が金に換える時に買い取ったものなんだよ。だけどこの人里じゃあ、妖怪と戦う奴なんて居ないからどうしようか迷って値段付けて飾ってたんだよ。なんなら買うかい?2000円で良いぜ?」この先、今持ってる銀のナイフじゃ無理だろうな?戦闘用に作られた物じゃないし。
「それ買うよ。これで良いよな?」二枚の札を渡すと、店主は笑顔でそれを受け取ると同時に俺にナイフを手渡した
「毎度どうも!また来てくれよ!」さてと、妹紅も待ってるし急ぐとするか。おれは今買ったナイフを腰に差し込み、銀の刃を保護する鞘に入れ胸の内側のポケットに仕舞い込んだ
妹紅は壁に背を預けて待って居たが、俺が戻るのが見えると「早いわね?もう、準備は良いのかしら?」と訪ねてきた
「ああ、行こうか」俺の返事に頷き、再び妹紅の案内で博麗神社を目指す事にした
夕暮れに
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