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無考』が解除された証だ。
するとスノーはため息を一つつき。
「うーん…『無考』状態でも一撃必殺は無理か…!」
「はあ…はあ…ユキ?もう終わり?」
「うん。無考は長時間出来ないんだよ…。このまま無考続けても体力切れで負けるだろうし…。
…まあ、ここからはチート無しの真剣勝負という事で!」
するとスノーは大鎌を握り直し、後ろに距離を取る。
「星はハルカカナタ♪」
すると空中から様々な種類の黒い音符がスノーの真上に出現し、その音符自体がユウキに向かい降り注ぐ。
「…ユキももう打つ手なしかな!」
ユウキはその黒い音符を切り落としながら僕の方へと突っ込む。しかしスノーは舞うような動きで歌い続ける。
「…シロイオモイいつまでも忘れないで♪」
「??」
するとスノーの放っていた黒い音符が弾け、激しい光が一斉に放たれる。ユウキの視界が最後に捉えたのは得意そうに微笑むスノー。
「しまった??目くらまし??」
ユウキはいきなりのフラッシュで目を塞ぐ。
そうして音もなくスノーはユウキの後ろに回り込む。
「あっはははは!もらった!
去りゆく君。サクラヨゾラ♪」
勝った!
僕は心の中で勝利を確信する。そして、大鎌でユウキの首を落とそうとする。
「…後ろにいるよね。ユキ。その歌の返しとして…。
残念、無念、また今度と答えておくよ。」
「な…んで。」
しかしユウキは目を瞑ったままスノーが大鎌で落とす瞬間。まるでスノーがいるのがわかっていたかのようにくるっとターンすると片手剣でスノーの胸を刺していた。
そんなバカな…。完璧なタイミングだったのに…。
そうしてさらに深く刺すと、ユウキはニヤッとする。
「ユキは昔から卑怯だからね。目くらましをしたら絶対後ろから狙うって考えていたよ。」
「…そんな。」
そうしてユウキはそのままスノーに。
「終わりだよ…!
…やあ!」
ユウキの必殺技の11連撃のソードスキルがスノーに当たり…。スノーがポリゴンスノーに変わったところで。
大会の1位が決まった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ユキは相変わらず卑怯だね。」
大会の仕様システムで僕は復活すると頭をポリポリとかくと。ムスーとして反論する。
「失礼な!戦略だよ!」
「スノー…。」
するといつの間にかに客席から降りていたシノンが僕の所に来る。
「あ…。ごめん。シノン。勝てなかったよ…。」
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