暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第8話『ドリームチーム』
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向に減少しない。
「こういう時は、これだ!」
ランド…ドラゴン…ダン・デン・ゴン・ズ・ド・ゴ~ン!ダン・デン・ド・ゴーン!
チョーイイネ!グラビティ!サイコー!
ウィザードはランドドラゴンにスタイルチェンジし、超重力の魔法を発動し、周囲を重力波で押し潰し、呼び出されたグールと使い魔を殲滅する。
「んじゃ、もう復活出来ないように俺が食ってやる!」
キックストライク!ゴー!
ビーストはストライクビーストを放ち、貪欲の魔女を撃破し、ビーストキマイラはグリーフシードからその魔力を捕食する。
仁藤哮介、今回の魔力はやはりファントムの魔力が入っていた。気をつけろ。
ビーストキマイラは仁藤に忠告する。
「やっぱり僕達の力を利用していたか。」
朱雀とゴルゴンは人間態になり、分かったことを言う。
「とりあえず、これで雅と連絡が…」
フェイトが連絡を行おうとするタイミングでキュゥべえが現れる。
「残念だけど、そうはさせないよ。」
キュゥべえはそう言うと、記憶の魔女のグリーフシードを踏み潰して砕く。すると、魔女の欠片のようなものが辺り一面に舞い、風に流れて散ってゆくと、フェイトの通信は遮断されてしまう。
「この結界、もしかして!?」
「流石は次元保護国の刑事、鋭いね。通信遮断の結界は魔女達の落とすグリーフシードを使っているのさ。」
キュゥべえは結界のからくりを明かす。
「あなたは解っているのですか、グリーフシードを砕くということが、どういう意味か。」
フェイトは静かにキュゥべえに言う。
「当然じゃないか。このソウルジェムとグリーフシードというシステムを作ったのは僕達なんだから。まあ、グリーフシードの方は偶発的に出来たものだけど。だけど、僕達が作ったものであることにかわりはない。」
「ならどうして!」
「言ったはずだけど、僕達にとって命とはただのエネルギーでしかないんだ。エネルギーは有効活躍しないと、勿体ないだろう?僕達は君達のような感情という欠陥を持つ生物と違って、エネルギーの無駄遣いはしたくないんだ。」
フェイトの怒りにキュゥべえはおかしなことなど無い、さも当然のことと言わんばかりに答える。
「キュゥべえ、お前の目的はなんだ?俺達の世界を実験場と言っていたな。」
晴人はウィザーソードガンを向けながら言う。
「この世界にはワルプルギスの夜を超える魔力の塊があってね、それを復活させる時のエネルギーが目的さ。あのエネルギーがあれば、鹿目まどかの絶望を使わなくてもエネルギーの回収率は100%になる。僕達も安心してこの星から帰れるんだ。」
キュゥべえは目的の一部を明かす。
「待て、俺達の世界のファントムと魔女はどうするんだ!」
「そんなものは君達人間の問題さ。僕達には関係ない話だ。」
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