暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
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くのをやめてシノンを見る。シノンはシャボン玉を遠い目で見るのをやめて僕の目を見て。

「私はね。もう一度。佳と学校生活を送れる事が出来て嬉しいの。
…あの事件から止まっていた私の学校生活の時計の針がようやく動き出した…。そんな感じがするの…。」
「…。」

僕はその言葉を聞いてシノンにさらに近く。するとシノンは僕の肩にチョコンと寄りかかってくる。

「ここに佳がいる。…それだけで安心するから。」
「詩乃…。」

僕は寄りかかっているシノンにそっと顔を近づける。
…そうして唇と唇が静かに触れる。

「なんか…疲れた。」

僕はそう言ってシノンの膝に頭を乗せて眠る。
…要は膝枕です。

「お疲れ様。
…おやすみ。スノー。」
「うん…。」

2人の周りにはシャボン玉が乱反射して明るく輝く中。
シノンとスノーは幸せな時を楽しんでいた。
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