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ンの部屋は7階の特別病棟だ。エレベーターに乗りながら詩乃に話しかける。
「…まあ、子供の僕がやってる事はただ患者さんに話を聞いたりしてるだけなんだよね。」
「そうなんだ?」
「うん。流石に医療行為をやっちゃうと法律違反だからね。」
そうやって話をしていると。ピンポーン。という音とともにエレベーターのドアが、開き7階に着く。僕達は…と言っても僕は担当の倉橋先生を呼ぶ。
「すみません…雪宮です。」
「ああ、佳君か。話は院長から聞いているよ。
もう話せるよ。」
「ありがとうございます。」
僕達は倉橋先生に一礼すると。コンコンに話をするため放送室にあるような機械からコンコンを呼ぶ。
「ヤッホー。コンコン遊びに来たよ♪
…詩乃付きで。」
『ユキ!』
スピーカーから出てくるコンコンの声がとても嬉しそうだった。すると画面の中のコンコンは詩乃をみて。
『あ、あなたが詩乃さん!こんにちは!
…ありゃ?』
「こんにちは。」
「うーん5時だから合ってるよこんにちはで。」
『そうなの?』
「そうなの。」
僕はニコッと笑ってモニター越しのコンコンに話をする。
「っとまあ、それよりコンコン。
僕の来た理由は分かるよね?」
『…アスナの事?』
「ご名答。」
僕は笑いを崩さずに画面の中のコンコンに話しかける。そうしていきなり単刀直入に話を繰り出す。
「会ってあげて…アスナに。」
するとコンコンは困ったような笑みを浮かべて僕を見ている。僕はその顔を見ても笑顔は崩さない。
『それってこの部屋に来るって事?』
「そういう事。」
コンコンは腕を組んで考えるポーズをとる。すると僕の隣にいた詩乃が。
「ねえ、ユウキ。私からもお願い。会ってあげて。」
『詩乃さん…』
するとコンコンは少し考えた後。じっと詩乃を見て。
『なら、詩乃さん一つだけ質問に答えて!』
するとコンコンはいつもの軽いにこやかな口調で話を始めた。
『ーーー?』
「もちろん。」
すると詩乃はその質問に即答で答える。僕は少し驚きがあった。
「ねえ。その質問ってアスナ関係ないよね…。」
『いいじゃん!別に!僕が聞きたかった事なんだ!
…それを聞けて良かったよ。いいよ!会っても!』
「ありがとう。」
『ただし!』
するとコンコンは人差し指を上に向けて。
『アスナ一人で来させてね!』
「分かってるよ。
…僕も最初からその考えだから。」
僕はニコッと笑って返した。
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次の日。僕は放課後、明日奈と病院近くの喫茶店で待ち合わせをしていた。窓際の席で本を読んでいると…。
「こん
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