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機動戦士ガンダム・インフィニットG
番外編「MS学園文化祭」
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によって、多くの屋台が巻き込まれてい言ってしまう。
 外の敷地内ではイオ・フレミング部長筆頭の吹奏楽部がジャズを演奏しながら盛り上がりを見せ居ている。
 そんなイオの奏でるドラムや部員たちのトランペットの音色に合わせて、クワトロの逃走劇がさらに灼熱しはじめる。
 「ゆ、ゆるしてくれ! カミーユ!! 私が悪かったっ、このとおりだ。もう君の名前をバカにはせんし、君を中性的だとか女装男子とか俗物男子とか修正ニュータイプなどと罵るようなことはせん! 神と幼女と妹キャラに誓って約束……」
 「嘘をつけぇ!!!!!!」
 ウェイブライダーから放たれるビームライフルの柱に追われながら、クワトロはUターンして再び校舎の方へ向かっていた。
 
 「あ、あの……マット先生?」
 校舎の屋上で今度こそ告白しようとマットの隣に立つノエルは、
 「もし、マット先生がよろしければいんですけど……」
 「どうしたんだい? ノエル先生」
 「実は私……そのっ」
 とたん、ウェイブライダーが二人の頭上をすれすれに通過し、あとから吹き上げる強風に二人は吹き飛ばされてしまった。
 
 校庭ではポップコーンを口へ放り投げながら食べ歩いているフォルドとルース、後ろにミユがいた。
 「ルース! 今P組でニナがエッロイ格好して接客してるっていうから見てみようぜ!」
 「フォルド、お前本当にいい加減……あ?」
 「どうしたよ? 相棒――」
 突如、ウェイブライダーの先端がフォルドの後頭部を直撃!

 レストランの模擬店では、
 「ユーマ、あ〜ん!」シャル
 「あ〜ん!」ユーマ
 そんな二人に刺さっていたパラソルが頭上を通過するウェイブライダーが巻き起こす強風で一斉に上空へ魔あがると同時に、口へ運んでもらう予定だったカレーライスが二人の顔面へベッチョリとダイレクトにかぶってしまった。
 
 校庭の一部にユーグとマヤの生徒達が開くかき氷の屋台があり、そこで生徒たちと共に店を切り盛りしていると、
 「ユーグ先生」
 「ん?」
 「その、生徒たちも行ったことだし……ちょっと二人でお話したいことが――」
 「私にですか?」
 キョトンとするユーグに、
 「実は、今日は貴方に私の思いをと……」
 瞬間、頭上からウェイブライダーに突っ込まれ、二人の教員は屋台の下敷きになった。


 「ウラキィー!!」
 「ガト〜! 許してくれぇ〜!!」
 校舎からはサイサリスを纏ったガトーに追われるコウが出てきた。
 「あの人参は園芸部から……そもそも僕は無実だ! 全部バニング大尉が悪いんだよっ!」
 「男に二言は無しといったはずだ! 誓いの意味さえもわからぬ者に!!」
 「そ、それでも僕は……ニナの恋人だぁ〜!」
 「それは一人前の紳士が言うセリフだ!
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