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機動戦士ガンダム・インフィニットG
番外編「MS学園文化祭」
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ルトンとライバルのコウ・ウラキは今頃何処で、何をしているのだろうか――
 「きっと、二人とも良き……」
 「あら、少佐? ガトー少佐!?」 
 「む?」
 聞き覚えのある声へ振り返ると、そこには酒場の模擬店をしている教室があり、その教室から白のバニースーツに身を包むニナの姿が……
 ガトーの目は一瞬で死んだ。そして、ぴたりと立ち止まったガトーにキャラが振り返る。
 「なんだい? 少佐、急に立ち止まって……って、誰だいこの女は!?」
 「え――きゃあ〜!」
 とたん、知人を前にこの恥ずかしい格好を見せてしまったことに、ニナはとっさに股間辺りと胸元を隠し始めた。
 「ち、ちがうんですガトー少佐、これはそのっ……コウたちにいろいろと言われて、その……」
 「な、なにぃ〜!!!」
 途端、ガトーは丸めた口元をパクパクさせながら、下らん妄想を始めた。
 『ぐぇっへっへっへぇ〜 ニナは僕だけのウサギさんだぁ〜!!! さぁ、僕が育てたとっておきの人参を食べてぇ〜!!!』ウラキ
 『いやぁ〜ん! 二ナッちんぐぅ〜! はやくコウの人参をちょうだぁい?』ニナ
 「に、ニナのウサギ――ウラキの人参だとぉ〜!!!!!」
 両手を震わせて妄想が阻止限界点を突破したようだ。
 「少佐、少佐?」 
 そんなガトーの目の前をキャラが出て掌を振ってみるも、返事はない。
 「ニナ! 園芸部の生徒たちからニンジンをもらってきたよ! バニング先生が言うには、このニンジンを胸元にはさんで……あれ? ガトー!?」
 そこへ、園芸部からもらってきたニンジンを片手に現れるバーテンダー姿のコウが姿を見せた。
 「う、ウラキィ……!」
 「え、いやっ――どうしたんだ? それよりも久しぶりだなぁ!? なんで軍服のままウチの学校へ来てるんだ? ……あぁー! またジュドーやアムロたちが悪さとかしちゃったかな? ごめ〜ん! 俺、あいつらとMS学園へ一緒に行けなかったからわからなくてさ。でも、ちゃんとガトーとの約束は果たしてるぜ! こうしてニナのことを……あれ?」
 そのとき、ガトーはジオン製のガンダム機種「サイサリス」へ姿を変えて仁王立ちしていた。
 「ウラキよ……貴様にニナを渡したのが間違いだったようだ」
 「え? ちょっとまてよ。どういうことだ? 俺――なにか気に障るようなことでも言ったかな?」 
 「問答無用! 情無用! 天誅!」
 サイサリスはビームサーベルを引き抜くと、逃げ出すコウを追いかけ始めた。そんな二人を追いかけるニナとキャラ。
 

 そのころ、クワトロならぬキャスバルは上空より射撃してくるカミーユのウェイブライダーに追いかけられていた。 
 上空からビームライフルが襲い掛かり、そこを必死で地面をジグザグに逃げ回るクワトロが居た。
 これ
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