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機動戦士ガンダム・インフィニットG
番外編「MS学園文化祭」
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方向へと視線を向けた。
 「金髪の俺様キャラ!」
 「イケメ〜ン!」
 「あ、あの――私を指名してもらえませんか!?」
 女子生徒達が歓声を上げる先にいる来客、それは金髪で袖なしのジャケットを着たサングラスのワイルド系男子が現れた。
 「なんだアイツ?」
 「なんか――どっかで見たことがあるやつだな? テレビで見たっけ?」
 「でも……いやいやいや、ありえない。まさか、あの人物がこんな学校へ来るわけないじゃないか」
 「MS学園だぞ? ここ」
 「でも、ありえないって。あの人はジオンの……」
 「あぁ〜! キャスバル様だぁ」
 すると、先ほどまでジュドーにしがみついていたプルは彼から離れてそのサングラス男子へと向かって駆け寄ってきた。
 「え? キャスバルって……」
 ジュドーは、そんな目の前のグラサンへかけていくプルの一言に首を傾げた。
 「むぅ?」
 すると、一方のグラサン男子は目の前へかけよってくる小柄なメイド服の少女へ目を付けた。
 「ぷるぷるぷる〜! いらっしゃいませ」
 「なんとっ……!!」
 そんなメイドプルを見て、彼は心の中で一つの新たな衝撃を受けた。
 「ロリに、メイド服……人類の革新だ!」
 「キャスバル様――って、あれ?」
 すると、つかさず彼はプルの両手を強く握り始めた。そんな光景に周囲のメイド女子はさらに歓声を上げだした。
 「君には、革新――可能性を見出した。さぁ……私と一緒にあの見渡しのいい席で共にお茶でもどうかね?」
 突然の行為に周囲の視線が注がれる中、この青年――クワトロ・バジーナはメイドプルと共に窓際の席へと共に座って、とりあえずコーヒーのブラックを注文した。
 「……あれ? キャスバルさん」
 すると、そこへ執事長のアムロが偶然二人の席へ通りかかった。
 「今の私はクワトロ・バジーナだ。それ以上でもそれ以下でもない」
 そうどや顔をする彼にアムロは痛い目を向けた。
 「名前、変えたんですね――」
 「にしても、ここは君の教室だったのか」
 「ええ、メイド・執事喫茶です」
 「あぁ! アムロお兄ちゃん!!」
 プルは、彼をジュドー同様に兄のように慕うアムロに向かって、席を出て抱き着いてきた。 
 「こ、こら! プル――まったく、今日も元気が良すぎるな」
 「ッ!!!」
 すると、そんな光景を見ていたキャスバルことクワトロはまた新たな革新を抱いた。
 彼のサングラスとピカリと輝く。
 「お兄ちゃん――ロリのお兄ちゃんっ子メイドだとッ!?」
 いきなりガタッと席をから立ったクワトロは、大きく両手を広げて何かを悟った。
 「嗚呼、妹キャラ――人は、ロリのお兄ちゃんっ子キャラという時代の流れへ乗るべきなのだ……!」 
 「えっと、キャス――クワトロさ
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