番外編「MS学園文化祭」
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とうニナ! これで僕のニンジン嫌いも克服できると思う――あ、でもこのスーツで頼む」
「ええい! PTAが放つミサイルのシャワーなんぞにビビるなウラキ!」
「ニンジン、関係ないと思うけど……てかもうどうでもいいわ」
「よし! そうと決まれば、さっそく黒いバニーを――」
「待ってください! 大尉、黒だなんて……何故、そんなオヤジ臭いカラーディングのものをニナに着せるんですか!?」
「ニナ先生のような大人びた女性には黒が似合うにきまっているだろ!? なぜそれがわからない、ウラキ少尉!?」
「ニナにはピンクのバニーが似合うんです。それだけは僕も断言できます」
「だめだ! ピンクはガキっぽさが出てエロくないではないか!?」
「大尉!!」
と、そこへモンシアが出てきた。
「どうしたモンシア?」
「ここは間を割って白いバニーにするのはどうでしょうか?」
「おお! そいつは名案だぜ!!」
「白か……僕もそれには不満はありません!」
??男って……
そんな下らなすぎる話し合いを目にニナはさらにため息をついた。
一方Z組では
Z組では、たこ焼き屋を開くことにした。
……店はエル達に任せてジュドーは仕事をサボってメイド・執事喫茶へと出向いていた。
「なぁ、カミーユの奴どこいった?」
ジュドーは、さっきから姿の見えないカミーユに気づいて、近くを通りかかった友人のビーチャヘ訊ねた。
「G組のメイドカフェにスカウトされたんだってよ?」
「ああ……あいつって、意外とイケメンだからな? 執事の姿も似合うだろうし」
「執事じゃなくってメイドらしいぞ?」
「……」
それ以上は言いづらく。ジュドーは黙った。今頃、カミーユは精神崩壊寸前でメイド服を着ているころだろうし……
「ぷるぷるぷる〜!!」
すると、G組の教室から一人の小柄な女子生徒がメイド姿で現れて、ジュドーの背後よりのんきに叫びながら彼の背中へ飛びついてくる。
ジオンから来た転校生で、マリーダの妹? らしいプルという子だ。
「こらプル! 危ないだろ?」
「だって〜! ジュドーがいないから寂しかったんだもん!! 私を放って、IS学園なんかに行っちゃうからさ?」
「しょうがないだろ? そもそもお前が来たら……」
仮にプルも来たら、ジオンの人間だと冷たい視線が強い。天真爛漫な少女にそんな思いだけはさせたくない。それに、キュベレイのファンネル攻撃を見せたら、あのセシリアがさらにショックと自信を無くしてしまうからである。ここだけの話、マリーダのファンネル戦術を見て、セシリアは自機のビットがおもちゃのように見えてしまったらしく、ひどく落胆してしまったのだ。
そんなところへ、突然女子たちの歓声が勢いを増し始めた。なんだろうとジュドーはしがみ付くプルと共にビーチャと歓声のする
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