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我ら、栄光のADレイバー隊
我ら、栄光のADレイバー隊
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まず最初に海老原の1号機だけど……」と言う夕張のデータ解説に、嫌々ながら耳を傾けた瞬間だった。
「お、お前ら全員ココにいたのか」
と、言う俺や昴、土屋とは違う男子の声が聞えてきて、俺や昴、土屋と言った男子達は愚か、桜井や夕張、マリと言った女子達も一斉に声の掛けられたほうに顔を向ける。
そして、顔を向けた俺達の視界に入ってきたのは、このADレイバー隊の指揮官である、3年生の青柳翼(あおやなぎつばさ)リーダーだ。(※余談だが、残る俺達は全員2年生である)
リーダーは元強襲科でレイバー隊設立以前に起きたレイバー暴走事件で、暴走&破壊行動を行っている犯人レイバーによじ登るなり、コックピットを抉じ開けて、犯人に愛銃のデザートイーグルでメインパネルを破壊して、レイバーを停止&犯人を確保する……と言った、トンでもない活躍をしてみせたエース中のエースだ。
でもって、この一連の活躍を飼われ、新設されたレイバー隊のリーダーに命名され、今に至るわけである……。因みに、この一連のリーダーの活躍の一役を担った”相棒”の一人であるデザートイーグルは、現在進行形でリーダーの腰のホルスターに収まっている。
と言うか、リーダーに限らず「全ての生徒は銃及び刃物の携帯を義務とする」と言ったトンでもない規則がある為、俺達全員揃って銃を携帯している。
まぁ、俺から簡単に紹介すると……、俺はスライドシルバーのH&K USP、桜井はS&W M19の2.5インチモデル、夕張がSIG P230JPモデル。
んでもって、マリがグロック19と来て、昴がコルトガバメントのシリーズ70モデル、そして、土屋はコルトローマンの2インチ……と、言った感じだ。
後、この他にも俺とマリのイングラム両機、指揮車、キャリアに揃って自衛隊からリタイアした64式小銃が搭載されている。
これ等の銃火器は何れも揃ってイングラム及び指揮車、キャリアがやられた場合の自衛戦闘や周囲警戒体制時に使用する為の装備だ。
んでもって……、これ等の銃器を予想以上に発砲する機会が多いのは武偵ならではと言った所かね?


そう思い返しながら、リーダーに再び視点を向けると、リーダーは夕張の持っている書類とは別の書類を片手にこう言い放つ。
「本日、強襲科及び狙撃科と探偵科が共同で大規模強盗団のアジトへの一斉検挙作戦を行う事になった。コレに伴い俺達、レイバー隊は只今より検挙作戦終了まで準待機態勢にて待機……と言う命令が来た」
「リーダー、その大規模強盗団って……、前々から自分達(東京武偵校)と対峙していた多国籍強盗団ですか?」
リーダーの発言に対し、夕張が思い返しながら問い掛けるとリーダーは一言「そうだ」と言って、首を縦に振った。
この二人の会話に関して、説明すると……、ここら数週間に掛けて勢力を増してきた多国強盗団が居て
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