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ツインズ×戦士達
SAO番外-兄貴
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むようにほんの少しだけ、微笑みながら口にした。

「……去年のクリスマス。たまたま血盟騎士団の一員に会ってさ、その人、私の心の奥底を刺激するように言ってきたから、思わず感情剥き出しに言っちゃたんだよね。その時、私は躊躇いもなく自分の存在を否定して死のうとした。だけど、私は求めていた。サチやみんなが死んだ時、何よりも私は――――助けて欲しかった」

その一言を言うだけで私は救われたような気がした。だけど、私は当時の血盟騎士団の人に会うまで、助けての一言が言えなかった。

「ずっと、助けての一言が言えなくて、人の命を奪った私に言う権利はなくて、そのせいで私は死ぬ理由を探そうとしていた」

「死ぬ理由?」

「死んでもしょうがないって、諦めるような死をね。異常なほど攻略に邁進していたのはそのためって言ってもよいね」

もう一つは、サチのようにデスゲームに怯えているプレイヤーを救うため。そのためなら死神って呼ばれてもよかった。死ぬことで未来のかけ橋になっても構わなかった。

だけど、本当は助けて欲しかった。

「その人は言った、苦しいから逃げ出すのは駄目。苦しいまま終わってしまったら、冷たい闇から永久に上がれなくなる。悩んだり苦しんだり悲しくなってもいい、時は鬱うつになっても、迷惑かけてもいい。自分の死で逃れるのは駄目、 全部なかったことにすれば、私の中で生きている記憶を殺すことになる。笑ってもいい、楽しんでいい、嬉しいこともしていい……生きたいって口にしてもいい、光に入っていい……そう言われた。」

「死を罪滅ぼしの方法にして逃げんな……って事か。いい助言だな」

「うん……だから、私は今まで生きて来た。サチの事、忘れちゃいけないって思ったし、自分一人では、何もできないって学んだから……」

「へぇ……」

そう、学んだはずなのに。サチの死を引きずって生きていたのに。突然、私はそれを……。

「でも……」

「あぁ?」

「今日、少し自信無くなったかも……」

否定しかけてしまった。

「……さっきの事か?そういやあれ、一体全体どうしたお前」

「……怖くなった」

「……はぁ?」

その一言に、従兄は素っ頓狂な声を上げた。

なんで怖くなったって、思っているのかな? それはさ……さっきまで目の前にサチがいたんだよ?

「今日、突然こっちのサチに会って、違う人だけど同じ人のサチが、あんなに楽しそうで、一度も悲しそうに笑わないで……幸せそうで……私ね、とっても嬉しかった。嬉しかったけど!……あんな風に笑えた筈のサチの未来を、私が奪ったんだって思ったら、急にサチの幸せそうな顔が怖くなって……」

参っちゃうよ。同一人物なのに、私の知るサチとは違う。だからな
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