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ツインズ×戦士達
SAO番外-兄貴
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どうにもドウセツの毒舌はリョウには通じないらしかった。時折矛先を向けるのだが、大体が笑って流される。これはあれだな……ドウセツの苦手なタイプだな。

「笑われるような事言ったつもりはないのだけど、なんなの?貴方ドM?だとしたら貴方もコレと同じく変態ね。気持ち悪いから近寄らないでくれるかしら?」

「ちょ!?え、コレ!?私言うに事欠いてコレ扱いなの!?」

「誰も貴女って言ってないわ。自意識過剰ね、キリカ。自己主張が激しいのって鬱陶しいわよ」

「酷くない!?私だけ明らかに扱いが不当なんだけど!」

「どこが?」

「どこっ!?いろいろあるよ!」

「あっそう」

「素っ気なく返すな――――っ!!」

「す、凄いな……」

「ははっ!いやあ、っとに夫婦漫才だなオイ」

「聞こえているわよ。キリカと漫才なんて冗談でもやめて欲しいわね。笑えないわ」

「いやあ、なかなか笑えるぜ?お似合いだ、お二人さん」

「あ、従兄やっぱりそう思う?よかったね、従兄から認めてもらえたわよ」

「うるさい」

「すみませんでした」

「まったく、なんでこの身内はこんなのばかりなのかしら……それで、質問があるんじゃないの?」

そう言えば従兄はドウセツに訊きたいことあったんだっけか?ドウセツが余計なこと言うから早くも忘れるところだったよ。ドウセツの再びの問いに、リョウは眉を上げて反応すると、何故かキリトに向き直った。

「おぉ。そうだったな……あーキリト?」

「え……?」

「悪い、ちょっちアスナ達の様子見て来てくれっか?」

「……わかった」

なんで兄を席から外すの?まるで私達だけで話したいみたいじゃない。従兄が言っている内容が理解したのか、兄は、すぐさま立ちあがると、キッチンの方へと向かっていく。キッチンとは小さいが仕切りがあるので、システム上殆ど声は聞こえないはずだ。

「従兄……どう言うこと?」

「さて……んじゃ単刀直入に聞くんだが……ドウセツさんよ」

「なに?」

「あんた――何か取り繕ってるよな?上っ面的な意味でだ」

従兄の言葉に、ドウセツの表情がはっきりと変わった。

「…………!」

従兄が言っている意味を理解した。たった数時間の間でドウセツと言う人物を見抜いたってことなのか?

「あんま疑う訳じゃねぇが……俺ァあんま隠し事が好きじゃ無くてな。只でさえアンタら完全には身元が知れてねぇ。なら――」

「従兄ッ!!」

私は体を机から乗り出さんばかりの勢いで、リョウの事を正面から睨みつけるように発した。

「ん……?」

「……止めて」

自分でもびっくりするくらい低い声だった。

従兄がどんな方法で見抜いたかは
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