ツインズ×戦士達
SAO番外-回避VS剛力
[9/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
それが出来て戦うことが出来るのは、VRMMORPGの強みであっておかげでもあるんだよね……発売してゲームスタートした瞬間に最悪なデスゲームになったけど。
キツすぎてもう嫌になる。
でも、その反面――――楽しくてしょうがないかな。
長期戦やってみれば以外とできるもんだね。あれかな?回避できないって思うより回避できるって断言する気持ちの問題なのかな?
「らぁっ!!」
従兄の足技スキルの振り上げた左足を薙刀で更に振り上げた。
交戦と回避をし続けたチャンスだ。それを逃すわけにはいかない!
ここで決める!
左足を踏み込み、右足が浮いた時、従兄はここまでやってとんでもないことやってきた。
「きゃあっ!?」
急に大地が凄まじく震え、片足だけでは支えきれずに転倒しそうになってしまう
それが、従兄の足技スキルの一つだと言うことを……相手のスキルを使用してくる時に気がついた。
「ワレロォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
隙を見せた瞬間を従兄は逃すわけにはならない。逆に右足を大きく踏み込み、赤いエフェクトを纏いながら大きく上げて轟音のように発しながら振り下ろした。
これも回避……したかったけど、足場が不安定で、反応が遅い。感じてしまった、避けられないことだと言うことを、つきつけられた。
終わりか。
…………。
…………いや、まだだ。
まだ終わりじゃない!
一か八かの挑戦だ、従兄の薙刀は私と比べて重くて遅い。
体で考えて、最善な方法で回避をしようとして体を動かした。
「っ!」
ここであえて自分から地面につくように倒れ転ぶ、それと同時に薙刀を頭上に軽く投げる。
これは一か八かの勝負、どうせここで負けるようなら、悪あがきとして決めさせてもらうよ、従兄!
頭脳をフル回転、体は折れる勢いで体を動かす。体を捻りながら地面に手をつけて力いっぱいに突き跳ねた瞬間に今度は片足を地面につけて力いっぱいに蹴り飛ばし。上空へと回避した。
――そんなのありかよ
――いや、こっちのセリフだし。地震ってなんなのよ
――立派なスキルだ。どんだけ回避に特化しているんだよ。
――今のは、一か八かの悪あがきだよ。上手くいくとは思ってもみなかった。
体ごと捻りながら小さく飛び跳ねた私は、とどめの一撃を回避し、従兄の薙刀は地面に叩きつけて大きな隙が出来た。
私達は能力者でも電波はないし、口で語ることも目で語ることもしなかった。だけど静かな時の流れで私達は会話しているように声が聞こえた。
――俺のミスだな。ふらついたとことを強引に攻めていけばキリカが崩れて、押し切れると思ったことが敗因だな。――――今回はおまえさんの勝ちだ、キリカ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ