暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーツインズー
ツインズ×戦士達
SAO番外-奇妙な出会いと再開
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「うん、ドウセツと一緒に暮らしている」

つか、何気に男女で暮らしている発言来ましたよ。なに?二人ってそんな関係なのか?

気になったので聞いてみた。

「従兄とサチって一緒に暮らしているならさ……結婚しているの?」

「っ!?」

言うタイミングがまずかったみたいで、サチが紅茶を飲んでいる時に言ったから吹き出しそうになり、なんとか飲み込むが今度はむせていた。

「さ、サチ!?大丈夫!?」

むせるサチにアスナは優しく背中を撫でて、兄は心配そうに見つめて声をかける。その間に従兄が答えてくれた。

「いいや、ただの同居人だ。お前の考えているような関係じゃねぇよ」

「そ、そうだよ……ゲホッ、リョウとは特にあるわけじゃないの」

涙目で若干むせるものの、絞り出すようにサチの口から言った。

それだからって……男女と一緒に暮らすとか恋愛フラグとか立ちそうだけど…………。

「本当にないの?」

「ないって言っているだろ」

「そうだよ…………ないよ」

いや、サチさ〜ん?どうしてため息をついているの〜?

えっ、一方通行なの?恋愛フラグだったら全力で応援するし、なんなら手伝ってあげるよ!

この思いを察知したかのようにドウセツの口が開き淡々と言った。

「別に結婚してなくても同居ぐらいするでしょう……そのめでたい頭はどうにかならないのかしら?」

「めでたいって、どう言うことだよ!」

「バカってことよ」

「ストレート過ぎる!」

サチの様子は気になるが、そう言うことなんだろうな。ただ、従兄とサチとの恋愛はないとは言い切れない仲になっているよね?

そっかぁ、ここでは……サチは元気で生きているのか……。

…………。

サチが生きている、か……。夢みたいな話だな。

「キリカ?」

おっと、よりによってサチが声をかけてくるとは、少しでも変な顔見せちゃったのかな?

「ちょっとした考え事だよ。ねぇ、従兄お願いがあるんだけど?」

「なんだ?」

この世界でしばらくお世話になるってことは、ここで生きると言う意味でもある。

ここはゲームの世界、ソードアート・オンラインと言う一万人のプレイヤーを閉じこめられたMMORPGの世界に、私とドウセツは攻略組として、ゲームから脱出する方法であるゲームクリアを目指して戦っている。パラレルワールドでも、ここがSAOなら多少の違いが合っても、目指す場所は同じだ。

だから私は、この世界のこと、リョウコウと言うプレイヤーを知るために、

「私とデュエルしてくれない?」

従兄にデュエルを申し立てた。
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