ツインズ×戦士達
SAO番外-奇妙な出会いと再開
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だからアスナは……新婚生活で頭がボケボケになったのかしらね」
「な、ボケボケなんかなってないよー!」
アスナは顔を真っ赤になって首をブンブンと否定してする。
「で、おまえさん達はどうやってパラレルワールドに来られたのだ?」
「それは……」
信じる、信じないはどうか別として、パラレルワールドに飛ばされた経緯を話した。白百合と黒百合の件はいろいろと面倒くさいことになるだろうと思って話はしなかった。従兄には怪しまれたけど攻略組のファンと言うことで納得?してくれたかな?
「イフ・トリップか……」
全て話したところで兄が飛ばされた原因のアイテム名をぽつりと口にした。
「キリト君、聞いたことある?」
「いや、聞いたこともないな。そのようなアイテムは」
「リョウは?」
「キリトと同じく、知らんな」
兄も従兄も知らないか。アスナも聞いた感じだとアスナも知らない様子。
「貴女は何か知っている?」
「し、知らないです」
「そう」
サチもドウセツに聞かれると知らないと答えた。みんな知らないことより気になったのはさ、なんでドウセツに対して緊張気味なの?ドウセツ怖くないよ〜。例外もあるけど怖くないよ〜。
「一応聞くけど、全身白づくめで顔を隠しているプレイヤーと見なかった?」
一応これも訊くが、みんな同じように返答され、結果は全員確認だれてないことが証明された。つか、パラレルワールドなんだから同じ人物だとうが、イフ・トリップを所持している白づくめとか無関係で、従兄と私のようにいない場合だってある。
飛ばされてしまったことはもうどうしようもないとしてだな……。
「これからどうしよう……」
そう、これからの問題だった。
元の世界への帰り方が見当つかない上に、可能性であるイフ・トリップと言うアイテムは失っている。最悪、このまま元の世界へ帰れない恐れだってある。
「帰り方がわからない以上、しばらくはこの世界でお世話になるしかないわね……」
「そうだよね……。家ないから、しばらくは宿生活か……。私とドウセツの愛の巣がないなんて……なんて残酷」
「愛の巣ってなんだよ……」
「兄にはわからなくていいの……」
そうやって不思議がるように首をかしげて理解しなくてもいいから。兄は燕の巣ぐらいで知っていればいいから。
家に関しては、私達が帰宅する際に、なんも疑問もなくサチが外に出たって言うことは、あそこのログハウスはサチの家、あるいは別の人が暮らしているのが妥当かな……。
念のために聞いてみるか……。
「隣のログハウスって……空き部屋?」
「いんや、俺とサチが暮らしている。キリカがいる世界ではそこで暮らしていたのか?」
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