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ソードアート・オンラインーツインズー
ツインズ×戦士達
SAO番外-交わり始めるプロローグ
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人と一緒に見たいなってね。

「……誰も見たことのない景色が見られるってことは、想像以上に禍々しく醜いものが見られる可能性もあるのよ?」

「そ、そうかもしれないけどさ……」

ま、まぁ……そう言う捉え方もあったわね。相手が不明な人から押し付けられたアイテムだから、そっちの方が可能性あるかも……。

「まぁ、いいわ」

「え?」

「出るわよ」

そう言うと、ドウセツは後片づけをして、外に出た。否定的な言葉を言っておいて、結局行くんかい。

「もう……ちょっとめんどくさいよ」

自然と顔がほこらんでしまった。笑った後、ドウセツを追うように私も外に出た。

天気は晴れ、曇りはなし、星空たくさん、太陽は沈んで月が浮き上がっている。

満天の星空。……条件は合っている。後はイフ・トリップを使用すればいいだけ。

「じゃあ……いくよ」

「いつでもどうぞ」

ドウセツは頷いてくれたところで、アイテム一覧を開いてイフ・トリップと言うアイテムを取り出して起動させる。

「…………」

「…………」

「………ん?」

「……なるほど、キリカは下手なサプライズがどうしてもしたくなったのね」

「そ、そんなんじゃないよ! ドウセツだったらもっと素敵なサプライズ用意するから!」

遠回しにドウセツを騙して茶番につきあわせる気なんてなかったから全力で否定した。

でも、ドウセツがそんなこと言うには、使用しても何も起きないのだ。誤解されるのも当然な気がする。

「おっかしいな……」

「そうね、貴女の全てが」

「私の存在がおかしいの!?そりゃ酷いよ!あんまりだよ!こんなにドウセツを愛しているのに!」

「く、くっつかないで!」

イフ・トリップを差し置いて、私は自分の存在がおかしくないことを証明するためにドウセツにしがみついた。当然、相手は素直に受け入れてくれず抵抗されてしまった。

「いい加減にしない……と……」

「ドウセツ?」

一瞬殺意を表したと思った瞬間、急にドウセツは抵抗せず、殺意は打ち消され、呆然したかのように言い切らなかった。様子が変わったドウセツを伺うと落ち着いた口調で口にした。

「……浮いている」

「なにが?」

「イフ・トリップ」

「え?」

――――それは当然のことだった。

振り返ってみれば、地に置いてしまったイフ・トリップと言うクリスタルが宙に浮いていた。不気味な如く、無音のまま少しずつ空へと上がっていく。

そして、予告なしに、

抗うこともなく、

動くこともなく、

考えることもなく、

「「!?」」

一瞬で、視界全てが白く塗りつぶされ、

一瞬で、視界全てが黒く塗りつぶ
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