暁 〜小説投稿サイト〜
病弱な魔法師
日常
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ゃんと二人の時間は取るようにしているから」

やっぱり昔から知っている僕としては心配になってしまう。三人で遊ぶのは楽しいけどたまには二人でデート見たいな事をした方が良いんじゃないかと思ってしまう。余計なお世話だけどね。

「そうか.....急に話は変わるけど明日から僕たちも二年生か...」

思っていたより一年生の高校生活は充実していた。小学校もっ中学校もあまり行って来なかったから馴染めるか心配ではあったけど啓や花音が居たから馴染む事は出来た。二年生になると変わる事もあるだろうけど一年生の時みたいに楽しく過ごせると良い。

「そうだね。今年も同じクラスになれると良いね」


「そうね。同じクラスじゃなくても別に今の関係のままだけどやっぱり同じクラスの方が良いわね」

クラス替えに関しては生徒がどうにか出来る事じゃないから何とも言えないけど.....同じクラスだと良いな。
そしてそれからも三人でどこかに出掛けるだとかここの問題が分からないとか色々と問題を解いたり出掛ける相談をしたりした。




そして時は流れ...啓と花音は自宅に帰った。今は縁側で寝転がりながら読書をしている。食事の時間まで後、少しぐらいあるしどこかで読書をしようかと考えると頭の中に最初に思いついたのは縁側だった。

啓と花音が居る時は小説のページが進むことはあまりないからやっぱり読書をする時は一人の方が良いね。一人だと読書は捗る。本の世界に入るとはいかないまでも頭の中で空想しながら読んでい
ると僕は大きな音で現実へと引き戻された。何だろうと思い音の元凶を探して見ると端末だった。端末を手に取り確認してみると夕歌さんからの電話だった。僕は通話ボタンを押して端末を耳に当てた。


「こんばんわ。夕歌さん」

「こんばんわ、綺羅くん」

「それで今晩は一体どんな御用でしょうか?」

「そうですね。まずは二年生への進級おめでとう!」

「あ...ありがとうございます。無事に進級出来ました」

「去年もほとんど学校を休まずに済んだみたいだし少しずつ体が良くなってきていると事だと思うわ」

「そうですね....まだ激しい運動は出来ませんけどね」

「運動に関しては少しずつ良いと思う。綺羅くんの体が一番大事ですからね」

「...え...夕歌さん。このためだけに電話をして来たわけじゃないですよね?」

「勿論、それ以外にも用がありますよ」

「なら良かったです。さすがにそれだけで連絡をさせてしまったのは心が痛いものがありますから」

「私は綺羅くんの声を聞くととても落ち着く。どんな時でも綺羅くんの声を聞ければ辛い事でも立ち直れる。綺羅くんの声には私にとってそんな力があるの。私が好きで綺羅くんに電話を掛けているんだ
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