一なる魔法
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ラがいるから大丈夫だと思ったんだけどね・・・」
彼女の肩に手を乗せるカミューニさん。実は彼の所属していた魔女の罪は、今までの功績が評価され、お姫様だったヒスイさんが女王として即位するにあたり、恩赦が与えられました。
その結果、自由の身となった彼らはそれぞれの道へと進み、カミューニさんは聖十大魔道が統括する評議員へと入りました。もちろん、秘書役にはメルディさんが指名されたそう。
そして彼と同じBIG3のリュシーさんも評議院へとなったのですが・・・
「カグラ!!飲み過ぎだよ!!」
「いや!!全然大丈夫だ!!」
リズリーさんに押さえられている中もお酒を飲み続けるカグラさん。妹のソフィアを彼女に託したのに、いざというときにこんな感じになっているので、自身の選択を悔いているようでした。
ちなみに、彼女たちが所属する人魚の踵は、週刊ソーサラーの専属モデルをしているんだとか。
「シリル、久しぶりだな」
「ローグさん」
一番扱いが大変なソフィアがいなくなったところで、またあれな人が来てしまいました・・・
「その・・・この間のこと・・・考えてくれたか?」
シリルが女の子だと自身を思い込んでから、男性陣がチャンスと思ったのか、告白する人が多く現れました。もちろん、ローグさんもその一人だったりします。
「いや・・・えぇっと・・・」
困ったように私の顔を見るシリル。助けてほしいみたいだけど、そんなスッパリ断ってくれないなんてと思ってしまい、じっと彼の顔を見ている私。
「ローグ!!何やってんだ!?」
「ごめんごめん、こいつ連れていくから安心して」
そこにスティングさんとグラシアンさんが現れローグさんを連行していきます。彼は諦めきれないのか何か叫んでいましたが、二人が連れていった先にいたミネルバさんに顎を打ち抜かれて気を失っていました。
「すごいね、ミネルバさん」
「そ・・・そうだね」
魔法も強くてギルドでの大食い大会も圧勝するという彼女に思わず顔をひきつらせます。
「師匠!!料理すごくおいしいですよ!!」
「静かに食べなさい、サクラ」
「そうだよ〜」
桃色の私たちと似たような形のドレスに身を包んでいるサクラが落ち着きなく色々と食べながらこちらにやってきました。それをシャルルとセシリーが咎めますが、一切気にした様子もないサクラ。
実は彼女、あの戦いが終わってから妖精の尻尾にやってきたんです。
レオンが入院しててまともに動けないから修行もつけてもらえないし、シリルの記憶を取り戻すことにも役立つかもしれないとのことで、リオンさんたちが送り出してくれたんです。
「ウェンディ!!シリル!!」
「よぉ」
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