第九話
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「なっ!?後ろかっ…ぐあ」
思い切り振り返った顔面を殴られ吹き飛ぶケフラ。
さらに吹き飛んでいるケフラに瞬間移動で追いつくと追撃とばかり殴る殴る殴る。
最後は気弾を生成すると至近距離でケフラにぶち当てようと迫ったが…
「なめるなよっ!」
ケフラの胸元に圧縮された気が収束しているのが見える。
「なっ!」
互いの気弾がぶつかり合い合い、爆風で互いに飛ばされて距離が開いた。
「っあ!!」
足元のカチカッチン鋼がめくりあがるくらい踏み込んで距離を詰めてくるケフラは、超サイヤ人ゴッドとの戦いで自分の限界をさらに超えてしまったようでその金色の髪は腰ほどまで伸びて体からはスパークが散っていた。
「なっ!超サイヤ人3だとっ!?」
「だりゃりゃりゃらりゃらっ!はぁっ!」
「くっ…」
先ほどよりも力強いケフラの攻撃にモンデルが押され始める。
ドウゥンドゥン
しかしモンデルも負けてばかりは居られない。殴られれば殴り返し押されれば押し返す一進一退の攻防は音を置き去りにして続いた。
ズザザー
ザザーっ
互いに距離を取って制動。
「なんだ時間切れか?」
そう挑発するケフラが言う様にモンデルの髪は黒髪に戻っていて気も感じられるようになっていた。
「いや、冥途の土産にサイヤ人としての究極を見せてやろうと思ってね」
「はっメイドに行くのはお前の方だろっ!」
ドンッと地面を蹴ると一瞬で距離を詰めるケフラ。
繰り出した拳はしかし…赤い体毛に覆われたモンデルの腕で受け止められていた。
「なんだよ、それはっ!」
「超サイヤ人4…そっちのサイヤ人が変身できるかは知らないけれど…ねっ」
神の気を抜かせばサイヤ人としての限界は間違いなく超サイヤ人4だろう。
「ぐあっ」
ドンと肘うちでケフラを空中へと打ち上げるモンデル。
両手に気を集中させると合わせて腰を落とし半身を引いた。
「かーめー」
更に気を圧縮させていく。
「はーめー…」
「くそっやられてたまるかよっ!」
ケフラも気を集中させている。
「波ぁーーーーーっ!」
「あああああああっ!」
互いに打ち出した必殺の気功波は拮抗し、その余波は武舞台を削っていく。
その均衡は中々崩れず先に気を緩めた方が負けると誰もがそう思った時…モンデルは自身のかめはめ波に乗りケフラの気功波を割いて進んで行く。その進みは一瞬で互いの距離をゼロにして…
「龍拳、爆発っ!」
「ぐああああっ!!」
モンデル渾身一撃はケフラを捉えケフラを武舞台から弾き落とした。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
肩で息をしているモンテ。
「
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