第八話
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あんたまでバーダックみたいにそんな物盗んで」
アタックボールを盗んできたらギネさんが呆れていた。
「これでどうするんだ?フリーザさまの招集命令が出ているんだよ」
「勿論ギネさんが乗るんですよ」
「はい?」
疑問を浮かべたギネさんに訥々と語る。
「フリーザによって惑星ベジータは消滅します。その前に逃げてください」
「言ってる意味が分からないよ、それにバーダックは…」
それにフルフルと首を振るとそのままギネさんの鳩尾を殴り気絶させると無理やりアタックボールに詰め込みパネルを操作。
「えっと、行先は…ヤードラット星でいいか。コールドスリープを使用して…げ、推進剤不足で到着予想がかなり遅れるな…まぁしょうがないか」
パネルを操作し終えると扉が閉まり勝手に飛び去って行くアタックボール。
生命活動が停止しているし、スカウターをすり抜けてくれれば良いのだけれど。
もう手が薄れているのを誤魔化す事もしない。
空を見上げれば巨大な熱量の塊が降ってきているのが見える。それを見上げつつ、今度こそ自分の死を受け入れた。
どう言う事だろう。
再び意識が浮上する。
どうやら死に損なったようだ。
いや、そんな訳が無い。ポルンガに叶えてもらった願いのおかげだろう。
「だうっ」
あれ、上手くしゃべれないぞ?体も上手く動かせないし…
どうにか手を目の間に持ってくると…
ちぃっちぇーーーーーーーっ!?
「なんだ、モンテ起きたのか」
ベビーベッドを見下ろしているのはギネさんだった。
「バーダックの様な強い娘になりなよ。わたしの赤ちゃん」
な、なんだってーっ!?
どうやらわたしは死んだと思ったら生まれ変わっていたようだ。
しかもギネさんの娘として。
ポルンガに頼んだ願いで死んだら第七宇宙にサイヤ人として生まれ変わらせてくれと頼んだのだらこう言うことになったらしい。
モンテと言う名前は自分をこの星、ヤードラットに飛ばしたサイヤ人からもらったとママが言っていた。
…わたしだよね。
モンテちゃん、12歳になりました。
ヤードラット星にて健やかに成長したわたしはそろそろ行動を開始する事にする。
ママのコールドスリープが意外と長期だったためにこの年でようやく時間軸が死ぬ直前に追いついたのだ。
成長した姿は若くは有るが以前のモンテとそっくりである。どうしてなのか分からないけれど。
「地球に行きたい?どうして」
そろそろヤードラット星を旅立つ時だ。
「ダメかな?ママもカカロットお兄ちゃんに会いたいでしょう?」
「そりゃぁ…でも多分覚えていないだろうし」
「それじゃはじ
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