第七話
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「何がだ?」
隣に立つウィスの呟きに悟空達の修行をリクライニングチェアでピザを頬張りながら食べていたビルスが聞き返す。
「単純な強さなら悟空さん、ベジータさんに遠く及ばないくせに気を…いいえ今は細胞の一つ一つをコントロールする事でどうにかくらいついています。本当に面白い存在ですね。そのうちアレも出来るようになるのでは、と思ってしまいます」
「ふん、確かにあれは単純な強さの先にあるものではないからな」
「強さの先に有るのでしたらビルスさまも使えるはずですからね」
「ウィス」
「おっと、おほほほほ」
そんな修行を続けていたある日、ビルスさまの星に一筋のほうき星が降り注いだ。
それが新たな騒動の幕開けになろうとはこの時のモンテは完全に忘れていた。
ほうき星に乗って現れたのは第六宇宙の破壊神シャンパ様だ。
シャンパ様は事あるごとにビルス様とうまいもの勝負なるものを繰り広げているそうで、今回の来訪もその勝負の為だったのだが、シャンパ様が持ってきたドンドンドリのゆで卵に対してビルス様が取り出したのはカップ麺。
うん、まぁゆで卵とカップ麺じゃ勝負にならないよね。わたしなんてどちらかと言えばゆで卵は半分に切ってカップラーメンに乗せる派だし。
第六宇宙と第七宇宙は双子の宇宙で互いの宇宙は似通っている為に第七宇宙にある物は第六宇宙に有ると言う法則はあるのだが、どいう訳か第六宇宙の地球は滅んでいたようで、シャンパ様が癇癪を起し第七宇宙の地球と自分の所の地球を入れ替えると言う始末。
当然面白くないビルス様に対して持ち掛けたのがスーパードラゴンボール。
どんな願いでも叶うと言う惑星ほどに大きいドラゴンボールを商品に格闘試合をしようと言う事。
負ければ地球を交換、勝てばスーパードラゴンボールが手に入る。
出場選手は本人ではなく互いの世界から5人を選抜しての勝ち抜き戦らしい。
ゴクリ…
わたしは今生唾を飲み込んでいた。
あのシャンパ様のふっくらポンポン…触ってはダメだろうか…最近家に帰れてなくてブウさんのモチモチポンポンを触れていないのよっ!
「はぁ…はぁ…」
「おや、そちらの方の動悸が激しいようですがどうかなさいましたか」
とシャンパ様の隣に立っていたヴァドスさんが不穏な空気を醸し出してシャンパ様に近づくモンテをけん制。
重いスーツを着たままだったのでゆっくりとした動きだがどうやら無意識にシャンパ様に近づいていたようだ。
「いえ、ちょっと…その魅惑のポンポンを触ってみたいな…と」
「あら、シャンパ様の無駄なぜい肉に魅力を感じる奇特な方がいらっしゃるとは」
「何だとっ!ヴァドス、それはどう言う事だ?」
「そのままの意味ですが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ