第六話
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どうする事も出来ずにまた体の不調に苦しんでいる。
「はぁ…はぁ…ぐぅ…」
今回は長いなぁ…
ズルっと体の力が抜けて転げ落ちた。
「モンテっ!いったいどうしたのっ!」
そう言えば、パンちゃんに会いに来ていたんだっけ…
「はぁ…はぁ…大丈夫…大人しくしていれば治まるから…」
「救急車っ!」
「無駄だから…ね?」
それだけ言うと余りの痛みに意識を失った。
気を失っているモンテを心配するように取り囲むのは悟空一家と悟飯一家、ブルマとトランクス、何だかんだでピッコロも居る。一番うろたえているのはやはりミスターサタンだろう。
「ブウの治癒能力も効かないんですね」
「うん、体、どこも悪くない」
悟飯の問いにブウが答えた。
「モンテ、死んじゃうのか?」
「大丈夫ですよ、皆で考えればきっと…」
ブウの弱々しい問いかけに勇気付けるように悟飯が言った。
「モンテ…」
「うわわぁぁああん、モンテーーーーーっ!」
「パパはもう少し落ち着いて、うるさくてモンテが起きちゃうでしょう」
ビーデルがサタンを宥めているが彼女自身が泣きそうだ。
「確かに、呼吸は正常です」
「そうね。色々調べてみたけれど確かに体に異常は無いみたい」
「異常がねぇのに何でモンテは苦しそうなんだ?」
悟空がどういう事だとブルマに問いかけた。
「それがまったく分からないのよね」
ブルマが調べた結果も体には特に異常がない。
体に異常は無いが確かにモンテは衰弱していた。
「ドラゴンボールを使うってのはどうだ?」
「それです父さんっ!」
「ダメよ」
と悟空と悟飯を止めるブルマ。
「なんでだ?」
「もうそれしか方法が…」
「だって理由が分からないんだもの、いったい何てお願いするつもりなのよ」
「そりゃおめぇモンテを健康な状態に治してくれってよぉ」
「彼女、体は健康なのよ。それ以外の何かが彼女を蝕んでいる。その原因が分からなければドラゴンボールでも治らないわ」
「クソ…お手上げか…」
「せめて理由がはっきりしていればね」
「そう言えば」
と言ったビーデルに一同の視線が向かう。
「いつもモンテちゃんが言い訳に使っているズノー様って」
「ズノー様?」
とブルマ。
「何でも知ってる宇宙人らしいんだけど、あ、そう言えば地球からはそれほど遠くない所に居るんだって。そのズノー様に聞く事が出来れば」
「アホ娘のホラ話では無いのか?」
「そうかも知れないけど、もうそれくらいしか頼れるものが…」
「ピッコロさん、あまりビーデルさんを責めないで下さいよ」
「悟
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