第六話
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「は?」
「わたしは変身と言う行為に憧れていたの。それはもう産まれる前から」
「産まれる前って」
あきれ顔のビーデル。だが事実だ。
「わたしにしてみれば大猿も変身の一つだし、超サイヤ人4は尻尾が無いとなれないからね」
「だから父さんでも変身できないんですね」
「そう言う事」
今のままでは悟空さんは天地がひっくり返っても超サイヤ人4には変身できない。
「まぁでも別に切る必要は無いんじゃない?」
「確かに有れば便利だし、無ければ無いで不便だしなぁ」
ああ、ビーデル結構尻尾でドライヤーやら髪を梳いたりやらしてるものね。
もはや三本目の腕のようだ。
「でもパンちゃんには大猿はやっぱり危ないですし」
「悟飯くんは切った方がいいと思っているんだ」
「ボクは無くても困ってませんしね」
「でも親のエゴで選ばせてあげられないのはなぁ」
とビーデル。
「そもそも月って直ってたっけ?」
「「あっ!」」
悟飯くんが大猿になった時に破壊されて以降再生されて無いよ。余りにも満月に過敏になりすぎて見ないようにし過ぎてない事を忘れていたらしい。バカばっかなサイヤ人達だった。
それから再開されるパパと悟飯くんのパンちゃん争奪戦。
空中に投げられてはキャッチされる間の奪い合いに発展するも、さすがにサイヤ人の血が濃いのか笑っているパンちゃん。
そこに様子を見に来たチチさんが乱入。
バカどもからパンちゃんを強奪すると部屋の奥に立てこもってしまった。
立てこもりの理由がパンちゃんには武道家になってサタンの後を継いでもらうと言う会話がきっかけでおしとやかなレディになってもらいたいチチさんに火が付いたようだ。
どっちも大人のエゴだし、パンちゃん本人が決める事だとはわたしは思うのだけど…
「なぁビーデルさも思うだろ、こっただアホ娘に育っちゃったらパンちゃんがかわいそうだ」
なぜかこちらを指さすチチさん。
「アホ娘って…一応あなたの義娘の妹なんだけど…もっと言うと双子なんだけどな…」
立てこもりの方に連れてこられたわたしはさらになぜか説得に現れたブルマさんとヒートアップしていくチチさんとブルマさんママさん談義もしくはサイヤ人を旦那に持つ会に巻き込まれた上にアホ娘扱いである。
「わたし、泣いてもいいよね?」
ライフがゼロになったわたしはブウさんの気を頼りに瞬間移動で飛んで帰ってベッドで号泣していましたとさ。
最近体の調子が悪い。
「ぐぅ…」
突然心臓がキュと締まったかと思うと急に体の自由が利かなくなったりする。
一応数分程度で収まるのだが、何かの病気かと検査したが地球の医学では原因が分からず。
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