第六話
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れないフリーザはまだ余裕そうにしている。そのまま油断していてほしい。
「これが最新の超サイヤ人…超サイヤ人ブルーだ」
「ふん、所詮は見掛け倒しでしょう」
第一形態のフリーザは上回ったが最終形態に変身されると多分勝てない。ゴールデンフリーザなど足元にも及ばないだろう。
だが、この気のコントロールを極めた変身形態だからこそ使える技がある。それは…
「はっ!」
気を放出せずに内側に内側に高めていく。
余裕の表れか攻撃を出すまでは待ってくれるようだ。正直ありがたい。
その気を右腕にすべてを収束すると掌に紫色の気が立ち昇り始めた。
「なんですか、それはっ!」
さすがのフリーザもその異様さは感じ取れたらしい。
しかし構わない。
シュンとモンテの姿が消える。
「ヤードラット星人の瞬間移動っ!どこにっ!」
飛んだのはフリーザの真後ろだ。そして気の高まった右手を突き出し…
「破壊っ!」
神の気を感じられないためフリーザは虚を突かれ
「何いっ!それは破壊神のっ!バカなッ!バカなーーーーーっ!?」
直撃した破壊のエネルギーはフリーザを塵に変え、魂ごと再生不可能なまでに砕いたのだった。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
破壊に相手が強いも弱いも関係ない。当たれば破壊される。それが破壊神の破壊だ。
変身を解くと一気に倦怠感が襲って来た。
「ぐぅ…」
次いでアドレナリンが切れたのか右手に大激痛。
破壊のエネルギーなんてものを使った反動か。肉体面では超サイヤ人4の方が強靭だからなぁ…
「仙豆だ、食え」
ピッコロさんが一番で飛んできて仙豆を渡してくれた。
そう言えば初めての仙豆だ。
カリっと歯で齧って嚥下する。
「ぐっ…」
一瞬で体力が戻り、負傷していた肉体は修復される感覚は何とも言いようがないし例えが浮かばない。
「倒したの?」
ビーデルがパンちゃんを抱っこしながら飛んできた。
他の人たちは残った戦闘員を雑に宇宙船に詰めているらしい。
あ、まってまって。送り返す前に最新式のメディカルポッドだけはパクらせてっ!
「倒したと言うか、破壊した。魂までバラバラにしたからもうドラゴンボールでも復活しないかな」
「破壊神の技か」
なるほど、とピッコロさんが腕を組む。
「それになりに反動の有る技のようだな」
ズタボロになっていた右手を見れば分かるだろう。
「はい。それにフリーザも油断していてくれてよかった。あれで第三形態とか最終形態とかに変身されていたらまず間違いなく勝てませんからね」
「フリーザって変身したの?」
ビーデルが問いかける。
「フリーザは
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