第六話
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むやの内に終わってしまった。
サイヤ人…未だに悪名を轟かせているなぁ…
しばらく穏やかな時間が続き、ついにパンちゃんが生まれました。
あまりの可愛さに週七で会いに行ってます。え、毎日じゃん?瞬間移動出来るから実質移動時間なんてないし、隣の部屋に行く程度の感覚しかないですよ?
「うー、あうー」
ベビーベッドに寝かされているパンちゃん。
動く物が気になるのか、尻尾を振っているとすごく喜んでいる。
わたしの尻尾が掴めないと分かると自分の尻尾に噛みついていた。
そう、このパンちゃんには尻尾があるのだ。
夜泣きで疲れている為か、ビーデルは結構昼間訪れるわたしにパンちゃんの面倒を見るようにお願いして来る。
まぁ可愛いからいいんだけどさ。
「べろべろべろばぁ〜」
わたしよりもかわいがる髭もじゃの男。
「きゃっきゃ」
「パンちゃんはおじいちゃんの事がだいちゅきですからね〜」
おじいちゃん?ちょっと気持ち悪いですよ。年を考えて。
「あー、パンちゃんはパパの方が大好きなんです」
パンちゃんにメロメロなパパと、学会から帰って来た悟飯くんがパンちゃんの取り合いを始めてしまうがいつもの事。
「そう言えばパンちゃんってサイヤ人のクォーターになるのかしら?それとも四分の三?」
「あ、それはボクも気になってました」
と悟飯くん。
「まぁわたしとビーデルは多分わたしの悪ふざけでドラゴンボールに願った結果なんだけど…」
「フュージョンで記憶が曖昧なときね。と言うか今更なんだけど、モンテの存在が一番のなぞね。ドラゴンボールを知っていた事しかり超サイヤ人しかり、フュージョンもね」
「…ズノー様に教えてもらったんで」
前世の記憶が云々は未だに言えないでいる。
こう言うと何か思っていても皆だまくらかされてくれるから好き。
「特徴だけ見ると完全にサイヤ人だけどね。黒髪黒目、尻尾もあるし。ほら悟空さんとベジータさんみたいな純血サイヤ人にそっくりでしょう?」
「確かに」
「でも尻尾があると大猿に変身するのよね」
とビーデル。
「それじゃ思いきって切っちゃいます?」
「あ、そうか悟飯くんも子供の頃は尻尾が生えてたんだっけ」
「はい。いちいち満月で大猿になる訳にもいかないですしね」
「私、満月って一回も見た事無いのよね。映像ではあるわよ?でも子供の頃は有ったはずなのに絶対にモンテが邪魔してきて」
「本当に見なくて良かったです…」
ビーデルの言葉に悟飯くんがため息を吐く。
「モンテさんはサイヤ人には詳しいみたいですが、切ろうと思わなかったんですか?」
「むしろ詳しいから切らなかった」
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