第五話
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神気を取り込んだ結果、髪の毛が赤く染まり始めた。
「わたし、一応…界王神さまの…弟子なんで」
体のあちこちが痛い。バラバラにはじけそうだ。
「あらぁ…神の力ですか。これは興味深い」
超サイヤ人ゴッドになれないと言ったな。あれは嘘だっ!
いや、なれなかったのは本当。ただ、界王神さまに弟子入りした結果、神の気のコントロールは出来るようになっていたのだ。
結果、これだけの神気が有れば超サイヤ人ゴッドくらいなれる。
「ですがやはり体がバラバラになりそうですね」
ウィスさーんっ!?そんなはっきり言わないでくださいっ!
世界が滅ぶほどのあれを何とかしないとヤバイのだからなりふり構っていられない。
「体が…耐えられないの…なら…耐えられる…体に…つぁ!」
神の気を持ったまま超サイヤ人4へと変身。
体毛は真紅に燃え上がり黒かった髪も紅くなっていた。
「ほほう、これはまさしく超サイヤ人ゴッドの力を持ったサイヤ人の超サイヤ人4って所ですかね」
ウィスさん。なんか別の名前でお願いします、長いんで。
「長くはもたないけど、一発くらいは逝ける…かな?」
「いけるの文字が違う様に聞こえたのは気のせいですかね?」
気のせいですよ?
わたしは瞬間移動で成層圏へと飛び上がると集めていた神気を掌にさらに集めて悟空さんとビルス様が押し付け合っている球体へと向けた。
「破壊っ!」
「いいっ!?」「なんだとぉ!?」
驚く悟空さんとビルスさま。
破壊のエネルギーはぶつかり合っていたエネルギーを跡形もなく消滅させた。
ぶっつけ本番だけどうまく行ったようだ。
ビルスさまの神気を吸収していたから使えた荒業だ。
一瞬呆気に取られている隙に二人に近づくとゲンコツを二発。
「喧嘩は素手でやれっ!」
エネルギー弾は禁止だっ!
「「は、はい…」」
反射的に頷いた二人のバカども。
だが、威勢が良かったのここまで。
限界はすぐに訪れた。
急激に意識は闇に飲み込まれ、重力に引かれて地球へと落下していく。
あー…これは死ぬかな。
自身の力以上の事をやってのけたのだ。もう体に力が入らず指の一本も動かせない。
そして完全に意識を手放した。
「まったく、サイヤ人と言うのは本当に想像を超えたことをしますね。破壊神でも無いのにまさか破壊のエネルギーを使うなどど」
空中でモンテを抱き留めたのは天使のウィスだ。
「ビルスさまもこの方は破壊しないと約束していましたし、死なれても困りますからね」
スススと豪華客船へと降りていくウィス。
「その娘は何をしたんだ?」
「おや、分かりませんか?」
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