無難な一日を過ごしました
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アンタ開発者に知り合いでも居るの!?」
「どのゲームでも言えるが、アリサが新しいゲームやった時のパターンを覚えちゃったからな」
「え?」
「何か仕掛けてくる時は呼吸が深くなるし、疲れてる時は唸り出すし、何も聞こえてない時は視野が狭くなってミスする、まるで猫みたいだよな」
顔を真っ赤にしたアリサが部屋から出て行ってしまった。
次の対戦相手を待っていたが、すずかもなのはも触ろうとしない。
「どうした?」
「私達の事もそんなに見てるの?」
「あはは」
振り返るとすずかが顔を真っ赤にして、なのはが少し赤い顔で笑っていた。
「対戦台で相手が見えないならともかく、同じ部屋でゲームしてて気付かない方が難しいと思うぞ?」
「げ、ゲームは止めて他のにしようか、ビデオでも見る?」
「何か新しいのある? 映画とかあるかな?」
「ああ、それならお前らにプレゼントがあるからアリサを呼び戻してくれ」
「プレゼント?」
戻ってきたアリサを交えてプレゼントの説明をする。
「まずは、なのはには赤い宝石レイジングハート、アリサには青い宝石ブルームーン、すずかには緑の宝石ネフライト、それぞれ首から下げられるようにしてある」
「アンタが渡すからにはただの宝石じゃないんでしょ?」
「うむ、建物の四階から飛び降りても壊れるのは地面だけ、車とか自転車があったらそっちが潰れるな」
「何それ? 魔法なの?」
「アリサの言うとおり、コレは魔法の杖だ、デバイスって呼ばれる物だけどな」
「……デバイス、魔法の杖」
三人とも自分に手渡されたデバイスを見て興味心身だ。
「手で暗くすれば光が宿ってるのが分かると思うが、それが魔力、無くなってる時は怪我するから注意しろよ」
「これどうやって溜めるの? なのはのが一番光ってるけど?」
「デバイスの周りにある魔力を適当に吸ってるだけだからな、アリサとすずかは無理だが、なのはから光を分けて貰う事ができるぞ」
俺の説明に二人の目の色が変わる。
「なのは!」
「なのはちゃん!」
「ええっ!?」
「やりすぎるとなのはがぶっ倒れるから程々にな、アリサには俺が分けてやる、貸してくれ」
アリサのデバイスが強い輝きを放つ。
「わあ……あれ? 直ぐに消えちゃった」
「怪我をしない為のお守りだからな、コレにかけた魔法は全部守る力に変わってしまう……ライト機能付けようか?」
「え?」
「携帯のライトぐらいならコイツでも真似事が出来るぞ、トランシーバーの変わりもな」
「何か魔法って言うよりは……」
「急に未来の科学技術になったような?」
ちょっとアリサはガッカリで、すずかは困り顔だ。
「魔法も科学と融合する時代みたいだな」
「でも箒に乗って空を飛ん
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