暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第5話『望みと我欲を間違えないほうがいい』
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遮りを去ってしまう。
「まったく、僕達の邪魔をしないでもらえるかな。」
そこにキュゥべえが現れる。
「お前の策略ということか、インキュベーター。」
キバは変身を解除し、雅はキュゥべえを切り裂くと、キュゥべえの肉体は一瞬のうちに肉片になる。しかし、
「君も僕達のことを調べているなら、こんなことに意味が無いことは解っているだろう?」
キュゥべえは新たに現れ、先ほど雅が切り倒したキュゥべえの肉片を捕食して証拠を隠滅する。
「ファントムをこの世界に呼び寄せ、ウィザードの世界に魔女を送ったのはお前だな?」
「流石は装填の守護者だ。そうだよ。」
「何が狙いだ!」
「僕はただ、確かめたいんだよ。ファントムと魔女、どちらがよりエネルギーの回収に適しているか。」
「そんな下らないことのために、二つの世界を滅茶苦茶にさせるものか。」
「残念だけど、もう止められないよ。」
キュゥべえはそう言うと、去って行く。
「こっちにも逃げられたか。」
【ATTACK RIDE-WARP-】
雅はワープを使いほむらの家に向かう。
「暁美さん、やはりこの世界にもキュゥべえはいた。」
「そう。予想通りね。目的はやっぱりファントムが生まれる時に発生するエネルギー?」
「ええ。」
「相変わらずね。それで、ファントムの方は?」
「美樹さんの妨害にあって逃げられてしまいました。」
「彼女らしいといえばらしいわね。」
「彼女が道を踏み外さないといいが…」
「残念だけど、もう諦めるしかないわ。」
「そうですよね…」
雅は残念そうに呟いた。
翌日、再びヴァンパイアは現れる。
「むむっ!こやつは最上級のゲートだな。」
ヴァンパイアは偶然にも見つけたまどかに狙いを定める。
「えっ、私がゲート?」
まどかは怯える。
「さあ、死への恐怖で絶望して新たなファントムを生み出しなさい。」
ヴァンパイアはまどかに手を伸ばす。しかし、
「はっ!」
雅が横からヴァンパイアを蹴り倒す。
「また出たな、仮面ライダー!」
「今度こそ決着をつける!」
雅はキバットベルトのカードを取り出すが、
「そいつは私の獲物よ!」
そこにさやかが現れる。
「美樹さん、結局あなたはその道を進むのですね…」
「もうこれ以上、あんたと転校生に好き勝手させないんだから!」
さやかは青いソウルジェムを取り出し、魔法少女に変身する。
「この見滝原は、このさやかちゃんに任せなさい!」
さやかは剣を出現させて引き抜いた。
to be continued.
次回予告
「ついに見つけた黒幕の正体。掴むことの出来ない真実。魔法使い達は…次回『植え付けられた絶望』」
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