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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第44話:病室ではお静かに
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た。
ウィザードに変身した颯人のウィザーソードガンが空を飛ぶフライトノイズを撃ち抜き、奏の槍と翼の剣が、そして響の拳が地上のノイズを次々と屠っていった。
相変わらずノイズの数は多いが、状態が万全な装者3人と颯人の前には物の数ではない。ノイズはその数を見る見る内に減らしていく。
そんな時、響の前に一体のノイズが出現した。一見するとタコの様に見えるノイズである。他のノイズに比べると大分大きい。
だがそれでもギガノイズなんかに比べれば、その大きさは少し大型のバス程度。この程度なら大した事は無いと歌いながら殴り掛かる響だったが、その瞬間ノイズの素早い触手による攻撃が響に襲い掛かる。
「わっ!?」
思っていた以上に素早い攻撃に、響は堪らず攻撃を中断し回避する。これほどの攻撃、防御していたら耐え切れない。
紙一重で回避して反撃に移ろうとする響だが、ノイズは正確に響を捉え次々と攻撃を放ってくる。その連続攻撃に響は反撃する間もなく、回避に専念するしかなかった。
「な、何でこんなに────!?」
いくら何でも狙いが他のノイズに比べて正確すぎる。響が目の前のノイズに違和感を覚えていると、周囲のノイズを殲滅し終えた奏が合流してきた。
「響、大丈夫か!?」
見るからに苦戦している様子の響を見て、奏は彼女に声を掛けながら助太刀に入った。彼女の参戦に響が声を上げようとするが、それより早くにノイズが触手で奏に攻撃を仕掛けた。
「ッ!? くっ!?」
何の兆候も無く放たれた攻撃に、奏は面食らいつつも何とか防御する。踏ん張る為に一旦歌を中断し、ノイズの攻撃を受け止める奏を見て響は隙ありとノイズに殴り掛かる。
だが背後から殴り掛かったにもかかわらず、ノイズは素早く反応して触手を薙ぎ払い響を叩き落してしまった。
「あうっ?!」
「響ッ!?」
「だ、大丈夫で、はっ!?」
今度は響と奏、2人に同時にノイズが触手を振り下ろした。奏はともかく、今叩き落されたばかりの響には回避するだけの余裕がない。
絶体絶命、攻めて防御して耐えようと両腕でガードする響と彼女を援護しようと駆けだす奏。
その時、“街のあちこちから同じ動きで何人もの颯人が現れ”、ノイズに向けて声を掛けた。
「「「「「「「「「「お〜い、タコ野郎! ほら俺はここに居るぞ!」」」」」」」」」」
同時に声を発する颯人に、ノイズはそれぞれに向けて触手を叩き付ける。
その瞬間翼が飛び出し、同時に颯人が奏と響に声を掛けた。
「「「「「「「「「「今だ、やっちまえ!!」」」」」」」」」」
颯人の言葉に反応して、奏と響が既に行動に移っていた翼に続く様に動いた。
「これでッ!!」
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