第97話
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れなさい!!」
ヴァリマールの後にヴァイスリッターは居合斬りによる強烈な一撃―――光鬼斬、エル・プラドーは狙いすました針の穴を通すような一撃のクラフト―――ブレイクニードルを敵に叩き込み
「連ノ太刀―――箒星!!」
止めにヴァリマールが敵に斬撃を叩き込んだ後頭上より無数の光の球体を振り注がせて敵に大ダメージを与えた。
「――――――!!??」
ヴァリマール達が放った協力技によってダメージが限界に来た敵はその場で呻きながら消滅した!
「神機の消滅を確認………!お疲れ様です、リィンさん、エリゼ様、エリス様。」
「ふふっ、これで今回の作戦は無事終了したも同然ですわね。」
敵が消滅する様子を見たアルティナは明るい表情を浮かべてリィン達を労い、ミュゼは静かな笑みを浮かべた。
「むう……まさか無力化すると消滅してしまうとは……いや、それもまた興味深い出来事だったね。あたしの手で解体できなかったのかが非常に悔やまれるが……まあいい、不幸中の幸いにも”スペア”はまだ残っているようだからそちらを調べさせてもらおう。」
一方レジーニアは不満げな表情を浮かべた後興味津々な様子でヴァイスリッターに視線を向け、それを見たアルティナ達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「今度の天使も中々面白い娘よね〜。」
「なっ!?その言い方ですとこの身まで”天使”として逸脱しているような言い方ではありませんか!というかレジーニアでしたか?その黒くなりかけている翼からして”堕ちかけている”ようですが……その原因はその異常なまでの探求心の欲望が強い事なのではないですか!?」
呑気な様子で呟いたベルフェゴールの言葉に驚いて反論したユリーシャはレジーニアを睨んで指摘し
「何を言う。これこそが天使だ。あたしの正義は常に知的好奇心と共にある。知りたい、調べたい、満たされたい。あたしは今、あたしに起こった出来事、あたしの目の前のもの全ての事で頭がいっぱいだ。勿論それは君の事も含まれているよ?天使でありながら、魔族と協力し合っている事にね。」
対するレジーニアはユリーシャの指摘に対して心底不思議そうな表情で答えた後意味ありげな笑みを浮かべてユリーシャを見つめ、レジーニアの答えを聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「フム、ユリーシャだったかな?見た所そちらの魔族は睡魔のようだし、純潔でも奪われたか。肉体的快楽を教え込まれ、虜になってしまったといった所かな?」
「違います!この身はリィン様の”守護天使”と契約しているから、この身のようにリィン様と既に契約を交わしていたそちらの睡魔―――魔神ベルフェゴールの目的である”主であるリィン様を支える事”が一致している為行動を共にして
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