第96話
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この拠点の責任者の部屋を襲撃する所ですわ。私達は2Fを完全制圧しますので、そちらは先に他の階層の完全制圧をしてください。」
「了解しました。」
「―――主力部隊も正面の戦力を撃破してこの拠点内に突入したとの事ですわ。」
リシテアとの通信を終えたデュバリィはエンネア達を見回して通信内容を伝えた。
「ほう、もう正面を破ったのか。」
「ならば私達も先に拠点に潜入した部隊としての役目を果たす為にも、最低限の目的は果たさなければなりませんね。」
「ええ、それじゃあさっさと責任者の部屋に突入しましょう。」
デュバリィの話を聞いたアイネスは感心した表情を浮かべ、静かな表情で呟いたオリエの提案に頷いたエンネアは自分達の場所からも見える一番奥の部屋に視線を向けた。
その後行動を再開したデュバリィ達は一番奥の部屋に突入した。突入した部屋は機甲兵も動き回れる程の広い空間で、更にその奥に部屋へと続く扉があった。
〜最奥地点〜
「この部屋は………」
「奥にある扉が恐らく責任者の部屋だろうけど……こんな”いかにも”な部屋の規模からしてどう考えても、素通りはできないでしょうね。」
「ええ。――――――来ます。」
部屋に突入したデュバリィは周囲を見回し、苦笑しているエンネアの言葉にオリエが頷いたその時かつてクロスベル独立国が保有していた結社の高速型の”神機”が異空間から現れた!
「……顕れたか。だが、これは………」
”神機”が現れる様子を見てデュバリィ達と共に武器を構えたアイネスは警戒の表情を浮かべて”神機”を見つめ
「な、なんですのこれはぁっ!?」
「高速型の”神機”――――――”β”の色違い……いえ、でも生体素材でできている……!?」
デュバリィは驚きの声を上げ、エンネアは困惑の表情を浮かべた。
「”本拠地”を失ったとはいえ、ここはかつては女神に”至宝”を任せられた一族にして、”黄昏”の為に遥か昔から暗躍していた一族の拠点……何らかの不可思議な防衛装置ようなものなのでしょうね。」
「フフッ、追い詰められた鼠を狩るだけの作戦になると思っていたけど、”神機”と戦えるなんて面白くなってきたじゃない。」
「ああ……!我ら鉄機隊の誇りに賭けても!」
「速攻でスクラップにして、さっさとこのフロアの制圧を終えますわよ!!」
オリエの推測を聞いたエンネアは不敵な笑みを浮かべ、アイネスとデュバリィもそれぞれ戦意を高めて戦闘を開始した!
〜黒の工房・オーロックス拠点・2F〜
「2Fに到着しましたわね。」
「ええ、目的地まで後少しですね。」
2Fに到着して呟いたアルフィ
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