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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第6話 1人の男と1人の女の子のお話2
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!!」

なのはの勢いに終始押されっぱなしのバルトとヴィヴィオ。

「で、でもなのはお姉ちゃん、ヴィヴィオはここ美味しいから好きだよ………」
「好きなものばかり食べてちゃダメです。色んな物をバランス良く食べないと」
「んなの気にしなくて良いだろうが………痛っ!?」

そう呟いたバルトの頭を思いっきり叩くなのは。

「テメェ、何しやがんだ!!」
「黙りなさい」

バルトの怒鳴り声にも全く動じる事も無く、冷めた目で見つめ続けるなのは。
そして………

「あなただけにはヴィヴィオちゃんを任せておけません、私が時間がある時は私が料理します!!いいですね?」
「何勝手に決めて………」
「いいよ!!なのはお姉ちゃんの料理楽しみにしてるからね!!」
「お前………だから何勝手に」
「じゃあ決定です。早速明日から作りに行くから楽しみにしててくださいね」
「………はぁ」

こうしてバルトが認める前に勝手に決まってしまったのだった………









そして最初に戻る………




「「「いただきます」」」

お昼時、3人で机に座って言う。

「なのはお姉ちゃん美味しいよ」
「ありがとうヴィヴィオちゃん!」
「確かに最初の時より成長したよな………」
「何で素直に褒められないんですかね………」

不満そうに呟くなのはだが、嬉しさが少し顔に出てしまった。

「いやだってよ、最初こそ焦げ焦げの目玉焼きやら苦い焼きそばに後はどろっどろのグラタンとか………」
「さ、最初の時の話はいいじゃないですか。こうやってちゃんと作れるようになりましたし………」
「まあな。そのおかげで俺もこうやって作らなくてもいいしな」
「………そりゃバルトさんは何故か料理出来ましたからね」
「俺のは独学さ、取り敢えず食えれば良いって感じだから料理と言えるか分からねえ」
「確かに見た目は最悪ですからね!それなのに味は中々ですから」
「自分でも良く分かってねえんだなこれが」

そう言って互いに笑い合うなのはとバルト。

「ヴィヴィオそっちのけ………」

なんて思いながらもヴィヴィオの顔は笑顔だった………








「おおっ〜!!」
「へえ」

昼食を食べ終えたバルトとヴィヴィオはソファに並んで座って一緒にテレビを見ていた。
見ていたと言ってもそれはなのはがはやてから借りてきた地球のアニメで、なのはの話を聞いたヴィヴィオが見たいと言ったのを聞いて、友人のはやてに頼み、地球のDVDプレイヤーとDVDを借りてきたのだ。

内容は、パソコンの中に生きるデジタルな生き物と子供達の冒険譚。

アニメが初めてのヴィヴィオの興奮は当然ながら、バルトも飽きること無く観ることが
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