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俺、リア充を守ります。
第12話「We are ベストパートナー!!」
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はいえ、姫に倒されるとは贅沢な奴め……」

「お前の方こそ、イエローに倒されるとはなんと羨ましい。トドメを刺されるのならば、そちらの方が悔いなく死ねたものを!」

「そちらこそ姫に倒されるという最高の名誉に預かっておきながら!!できることならその立場、私に代わってもらいたかったわ!!」

 ……何とも言えない口論を繰り広げながら……。

 

 

 

 

「どうしたんだドラ兄?」

「……え?」

 気が付けば、辺りはすっかり日が落ちかけており、俺の目線の先には倒した二体の墓標のように二本のブレイドが突き立って残っていた。

「あいつらが爆発した後からボケーっとつっ立ってたけど……何かあったのか?」

「そうなのか……?いや、別に……」

 総二には見えていなかったのか?ってことはさっきの二体はいったい……。

 巨乳属性ラージバストと貧乳属性スモールバストの属性玉エレメーラオーブ。二体の命の証を握り締め、天を仰ぐ。

 

「いててて……あ〜、死ぬかと思いました……」

「仮面ツインテール、化けて出たか?」

「ってちょっと!?人を勝手に殺さないでくれます!?」

 瓦礫の間から這い出るようにして現れたトゥアール。つっこむ元気があるなら、大丈夫そうだ。

「まあ、ひとまずお二人を起こして帰りましょう。周囲に目はありませんが、強制変身解除の防止装置は急ごしらえなんで、そう長くは保ちません」

「分かった」

「了解」

『それじゃあ、起こしてくれ』

 おそらく戦っている間、ずっと二人を守ってくれていたのであろうマシンサラマンダーアクションモード、ことヒーローCが二人を担いでくる。

 地面に身体を横たえたブルーとイエローを起こそうとした、その時。

 

 

『見事じゃ……さらにツインテール属性の輝きを増したのう……』

 

 

 周囲一帯の空気を、澄んだ声が震わせた。

「誰だ!?」

 まるで、天空から讃美歌でも響いてきそうな、荘厳な雰囲気。

 夕刻ではあるが、夜の帳が下りるにはまだ早い。なのに周囲は不気味なほどに薄暗くなり始めていた。

『何だ、これ……闇、か?』

 蜃気楼が実像を持つように、地平線が揺らめく。

 比喩ではない、先ほどの二体とはまるで違うそれは、影・そ・の・も・の・と・し・か・言・い・よ・う・が・な・か・っ・た・。

 首から下を覆う黒衣。お下げのように胸に垂らされたツインテール。そして凛然とした瞳を彩る、眼鏡のフレーム。

 全てが黒で統一されていた。

 今倒した幹部エレメリアン達を遥かに上回る、周囲全てを覆いつくすような、強大な属性力エレメーラをみなぎら
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