第12話「We are ベストパートナー!!」
[46/50]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
えか……初めっから釣り合ってんだ……比べようがねえだろ!!」
迫りくるもう片方の触手を燃え盛る炎剣で切り飛ばし、振り下ろされる股間の触手を、レッドが宙返りしながら両足で蹴り下ろして、地面に突き刺す。
「「完全開放ブレイクレリーズ!!」」
巨大に伸長した二本のブレイザーブレイドを手に、二人の赤の戦士は疾走はしる。
股間の触手から螺旋状に炎がほとばしり、オーラピラーが竜のように本体に巻き付く。
お前たちに譲れないものがあるように。
俺達にだって、この身体の核まんなかで鼓動する、譲れない想いがあるんだよ!!
「俺のツインテールは…………生命いのちだ!!」
「刮目しろ…………これが俺ヒーローだ!!」
命と想い、信念を翼に変えて、はためかせる。
「グランドォォォォォ!!」
「ヴォルカニックゥゥゥゥゥ!!」
「「ブレイザ──────────────────────────────―ッ!!」」
跳躍の勢いそのままに、リヴァイアクラーケギルディに炎刃を突き立てる。
二対の剣は、×印にその身を切り裂き、焼き尽くした。
「うおおおおおおおお…………」
豪炎に包まれ、力無く倒れていくリヴァイアクラーケギルディ。
「「よかろう……我らに吠えた心の輝き、真かどうか、星となって見守ろうぞ!汚れなく、純粋に、ツインテールの愛に!己の正義に邁進せよ!果たして、いつまで見続けられることか!」」
「お前たちがツインテールを愛する限り……ずっと見えるだろうぜ」
「ナイスファイト……いい勝負だったぜ。これでお前らも、俺の新友ともだ」
命を燃やして戦い切った二体に、親指をグッと上げて称賛する。
「「フッ、死ぬ前に友がまた増えるとはな……だが、それも悪くはない」……と、そうだ」
一体に重なっていた影が二体に分かれる。
リヴァイアギルディの声が、俺に語りかける。
「テイルドラゴン……お前の弟子、テイルイエローだが……あの属性の輝き。俺でさえ初めて見た、初めて魅せられたあの輝きは………………愛だ……。あの戦士の属性力の輝きが、その属性への愛だけではなく、何者かへ向けられた、愛から来ていたものだと……」
「リヴァイアギルディ……」
「おっと、別に深い意味は無いぞ。ただ、あの戦いの中で得たこの確信を……俺が初めて美しい、と思ってしまった戦士の光を……言葉にしておきたかっただけだ……」
「……そうか……いい出会いをしたんだな……」
クラーケギルディも、俺に伝えたいことがあるらしく、こちらへと歩み寄ってきた。
「私からも……我が麗しき姫の誇り高き騎士ナイトよ。どうか、姫に伝えてくれ……私は、死んで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ