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俺、リア充を守ります。
第12話「We are ベストパートナー!!」
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ものを認め合えばいいじゃないか!!」

 意を決した表情で、ツインテール触手に剣を叩き付けるレッド。

 だが、リヴァイアクラーケギルディは硬度を上げた触手を交差させ、ブレイザーブレイドを楽々と受け止めた。

 そして横殴りに振るわれた三本目の触手を紙一重で躱す。

「俺は、全てのツインテールを愛する!!長くても短くても、結び目が高くても低くても、みんなツインテールだ!人それぞれ好みの差はあったって、ツインテールに変わりはない!!」

「「それほどの高みで、心を輝かせられる者ばかりではない!!」」

「人間をみくびんじゃねぇっ!!」

 鬼気迫る触手の……いや、ツインテールの猛襲を捌いていくレッド。なるほど、ツインテールの動きなら手に取るように分かるって訳か。

「「ドラグギルディとの戦いを経た以上、お前は世界の真実を知ったはずだ!容易く手の平の上で操られ、芽吹き、そして奪われる属性の儚さを!それでもまだ戦うか!!」」

「言ってくれるじゃねぇか。だが、お前らはまるで分かっていない!!ああ、全然ロックじゃないじゃねえか!!」

 疲労が溜まる体を奮い立たせ、左腕のレールガンに力を込めて放つ。

 電磁力で打ち出された雷の矢はツインテール触手に弾かれるが、俺はそのまま左腕を振りかざす。

「ライトニングブレード!!」

 レールガンのレール部分をブレードとし、その電磁力の刃で触手を叩き切る。

「「ぬおおおおおおお!?」」

「儚いからこそ、守りたくなるんじゃないか!儚いからこそ、守らないといけないんじゃないか!世界の真実だとかお前らの思惑なんぞ知ったことか!!守りたいと思ったからこそ戦う!俺にとっては、それだけで十分だ!!」

 アーマーを再び脱装キャストオフし、ファイヤードラゴンチェインにチェンジする。

「ああ、ドラ兄の言う通りだ!知ったからこそ戦うんだ!儚いからこそ、守らなくちゃいけない!それが、まがりなりにも世界にツインテールを芽吹かせた、俺の使命だ!!」

「「たとえそうだとしても!解らぬ!属性力エレメーラを糧にする我らと違い、お主達は属性力エレメーラを失おうと生きていくことはできるではないか!何故、生命と天秤にかけてでも属性力エレメーラを守る戦いを選ぶのだ!!」」

 まさしく命をぶつけるように残った触手を閃かせるリヴァイアクラーケギルディ。

 ふと足元を見ると、さっきレッドが落としたのであろうブレイザーブレイドが転がっていた。

 丁度いい、使わせてもらおうと、ブレイドを蹴り上げ、右手で柄を掴む。

「つまらないこと何度も聞くんじゃねえ!俺の答えは何回聞かれても変わらない。守・り・た・い・か・ら・……ただ、それだけだ!!」

「秤にかけようがねえじゃね
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