第12話「We are ベストパートナー!!」
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らブラスターを連射、そのまま顔に飛び蹴りを叩き込む。
しかしクラーケギルディも負けじと、私の飛び蹴りを剣で受け止め、弾き返す。
「確かに先程のタッグチェンジはいい判断だったが、近接戦では私の方が有利だ!!」
「そんなの、やってみなくては分かりませんわ!!」
殴り合いは均衡していた。リヴァイアギルディは巨大な図体の割に素早く拳を繰り出してくる。
俺はそれを躱しながら蹴りや手刀も交えて戦っているが、リヴァイアギルディもそれを見事に躱して反撃してくる。これが繰り返され、勝負が全くつかないのだ。
その時、クラーケギルディと近接戦を始めた慧理那が見えた。
まずい、慧理那は確かに戦えるようにはなったし、ヒーロー好き的に近接戦を挑みたいのは分かるが、恐らく徒手空拳は見様見真似でしか出来ないはずだ。そして何より、アーマーを外してしまったということはつまり、機動力と引き換えに防御力を犠牲にした事になる。
フォトンアブソーバーがあるとはいえ、ドラグギルディ戦を見たところ幹部クラスともなれば、フォトンアブソーバーがあってもテイルギアへのダメージが完全には消しきれない。これは非常に危険だろう。
「イエロー!アーマーを装着し直せ!」
「余所見してる暇があるのか!!」
俺が慧理那を気にしていた隙に、リヴァイアギルディの強力な回し蹴りが決まる。
「うわああああああ!!」
見事に吹っ飛ばされ、地面を転がる。その時、カチッと何かがはまる音がした。
「確かにお前の拳も剣と同じく、心に響くものがある。だが、守ってばかりでは戦いに勝つことはできんぞ!!」
「確かにその通りだとも。だけどな、俺にとっては防御こそ最大の攻撃なんだよ……守る為に戦っているなら、守り続けることができる限り、俺は負けない!!」
「言ってくれるな。だったら見せてみろ!お前の守る強さを!!」
言うが早いか俺に飛びかかり、殴りかかろうとするリヴァイアギルディ。
俺も拳を突き出すと……そ・の・右・腕・に・装・着・さ・れ・た・ア・ー・マ・ー・を・展・開・さ・せ・た・。
「この距離ならバリアは張れないな!!」
「なんだと!?ぐおおおお!!」
六連発、ゼロ距離でレーザーを打ち込まれ、怯むリヴァイアギルディ。
「まさか、イエローのアーマーが俺にも装着出来るとは…………」
転がっている時、偶然にもピッタリはまったのでまさかとは思ったが、ちゃんと使えた。
「っと、そうだ!イエロー!腕、肩、背中のアーマー借りるから、残りはお前がちゃんと着ろ!!相手は幹部級だ、テイルギアの防御力を落とせば命取りになるぞ!!」
「ッ!!分かりました、お貸し
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