第12話「We are ベストパートナー!!」
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手に持っているあの細剣のみ!!
「そうか、これがテイルドラゴンの弟子……なるほど、あの師匠ならこんなにも強い弟子がいてもおかしくはない、か……」
「ええ、わたくしはテイルドラゴンの一番弟子。たとえ戦いにおいて素人でも、心意気では負けるつもりはありませんわ!!」
「そうか……これは侮ったな。これはお前の師の教えの成果だけではない。部下や同胞の怠惰を憂いていながらその実、この私自身、ツインテール属性の真価を見誤っていた……教えられたぞ、少女よ……それだけの潜在能力ツインテールを秘めていたとは……ならば私の最後の剣、打ち破って見せよ!!」
その一言と同時にこちらへと突っ込むクラーケギルディ。わたくしの懐に入ろうという算段ですわね!
「そうは行きませんわ!ヴォルティック……ッ!?これは!!」
次弾を発射しようとした瞬間、身体に何かが巻き付いてきた事に気が付き慌てて見回すと、なんと撃ち落とした触手のうちの何本かが身体に巻き付き、わたくしの動きを妨害しているではありませんか!?
「私の剣はもはや一本のみ。全身銃火器が相手では勝ち目がないのでな。さあどうする!!」
「ッ!外れない!!」
さっきレッドを縛り上げていただけあって、撃ち落とされたものなのに、触手は頑丈に絡みついている。
残りあと十数メートル、このままでは……!
「食らえ!貧乳斬!!」
その瞬間、脳裏にあるヒーローが浮かびました。 昨日の戦いで師匠が再現してくれた、あのヒーローの姿が、印象に残っていたのでしょう。
そうですわ、その手がありました!!
「貧ヒンンンンンンンッ!!」
ギリギリまで引き付けて、クラーケギルディが斬りかかってきた瞬間、高らかに叫ぶ!!
「脱装キャストオフ!!」
叫んだ瞬間、アーマーが全て弾け飛び、巻き付いていた触手を全て吹き飛ばす。
「何ィッ!!」
勢いよく弾けたアーマーが直撃し、吹っ飛ぶクラーケギルディ。まさに、あの昆虫系ライダーでよく見た光景を再現していました。
「身体が軽い……これなら、接近されても手の施しようがありますわね!!」
ヴォルティックブラスターを片手に、クラーケギルディに接近する。
「はああああ!!」
「む!?テイルイエロー、確かにお前の強さは認めるが、その下品な乳を晒すのはよせ!決闘の申し出か!!」
言われてみれば、アンダースーツは白と黒のカラーリングで、身体にピッチリとフィットしたタイプのスーツですが、かっこいいと思いますし、腿が露出している程度なので、特に問題……いえ、ピッチリな時点で大ありですけど、流石に戦闘中に気にしていたら戦えませんね、ええ!
「ヴォルティックシュート!!」
走りなが
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