第12話「We are ベストパートナー!!」
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イルドラゴン、ファイヤードラゴンチェイン!!」
「響く希望のツインテール!テイルイエロー!!」
「「人の想いを護る者!我ら、ツインテイルズ雷竜師弟!!」」
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背景は爆発しないが、それぞれの決めポーズはビシッとしっかり決まった。
「な、なんだ!?何処からともなく、激しいエレキギターの音色が聞こえてくるような!!」
辺りをキョロキョロと見回すクラーケギルディ。うむ、大成功らしいな。
「い、いや、それ以上にそこの下品な乳の少女よ!貴様、なにをどうしたらあの姿からそのように成長するのだ!?」
「なっ!?わ、わたくしに聞かれても……」
それは俺にも分からないし、その辺のプロセスはトゥアールしか分からないだろうけど聞く気も起きないので軽く流そう。
「おいクラーケギルディ、お前はまた、俺に一つの無礼を成したぞ」
「むう!?な、なんだと!?」
「誰が下劣な乳の少女だって?俺の弟子を愚弄するなら、容赦はしないぞ」
左の手のひらに、右の拳を打ち合わせる。今の怒りも拳に乗せておこう。
「なっ、弟子だと!?自分の力も使いこなせないその新兵は、貴様の弟子だというのか!?」
「それは先日までの話だ。今の彼女は……他人に自慢できる、俺の最高の弟子だとことわっておこう」
嬉しそうに、そして少し照れ臭そうに頬を染めるイエロー。
その時、敷地一帯に響き渡るほどの大声で立ちたがった者がいた。
「巨キョォォォォォ!!」
「うぉっ!?リヴァイアギルディ!?」
そう、先程ブルーにタコ殴りにされていたリヴァイアギルディが、地面から起き上がったのだ。そういや消滅してないと思ったら……気絶だったのか。
「おお!!リヴァイアギルディ、生きていたのか!!」
「当たり前よ!暗闇の中、美しい巨乳の光を感じてな。寝ていられるかと起き上がってみれば、なるほどな……」
リヴァイアギルディはクラーケギルディの隣に立つと、俺とイエローを交互に見た。
「ようやく来たか、テイルドラゴンよ。お前の弟子、中々の輝きを放つ属性力だ。その巨乳も、ツインテールも……俺を死の淵から引き戻すには充分な程にな!」
何処か嬉しそうに言い放つと、ボロボロになっているのが嘘のように、股間の触手を構える。
「今度は二対二で来るがよい!貴様と弟子の力、我らが試してやろうぞ!!」
「いくぞ!俺達の力とお前ら師弟の力、どっちが強いのか全力で確かめてやろう!!」
「受けて立ちますわ!わたくしと師匠の特訓の成果を見せてあげましょう!!」
「準備はいいな!俺達は出来ている!!いつでも来い!!」
触手を突き出す構えを取るリヴァイアギルディ
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