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俺、リア充を守ります。
第12話「We are ベストパートナー!!」
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 もはやランスも使わない。槍使いランサーから狂戦士バーサーカーにクラスチェンジしたテイルブルーは、二対の拳骨だけで、屈強な戦士をアスファルトに沈めていく。

 触手を使うなどして抵抗を試みるリヴァイアギルディだが、リミッターを振り切り、自傷さえ厭わず全力で拳を叩きつけ続ける愛香の前に為す術無く、やがて、動かなくなって言った。

「……ク、クラーケギルディよ……」

 か細くなっていく声で、仲間に最後の言葉を伝える。

「大は小を兼ねる……だが、小は大を兼ねられぬのだ……。貧は巨を兼ねられぬのだ……。ゆえに、悲劇が、起こ……る…………」

 それを最後に、巨乳に生きた戦士は、貧乳星のプリンセスにモーニングナックルならぬ、おやすみナイトナックルで永眠ねむらされるという、戦士にあるまじき最後を迎えた。

「リヴァイアギルディィィィィィ!!」

 戦友ともの叫びが、空しく響く。

「ふー、ふー……」

 やっと死のマウントを解除したテイルブルーが立ち上がり……その瞬間、

「う、あ、う……」

 力を使い果たしてしまったのか、愛香は目を回すように、ボロ雑巾となったリヴァイアギルディの横に倒れ込んでしまった。

 

 

 

「おのれぇぇ…………おのれ!よくもリヴァイアギルディを!いや、今のは私の責任か……ならばもはや決闘などしている暇はない!貴様らを倒して、その属性力を奴への餞としてやる!!」

 剣を持ち直し、未だ動けない俺の方へと迫るクラーケギルディ。

「動けない敵を仕留めるのは騎士としては恥ずべきだが、まずは貴様からトドメを刺してやる!テイルレッド!!」

 やばい、今度こそ大ピンチだ!!

 クラーケギルディの細剣が振り上げられた瞬間、工場の外から聞き覚えのあるエンジン音が猛スピードで近付いているのが聞こえてきた。

 

 ブオォォォォォン!!

 

 工場のシャッターを前輪で突き破り、華麗に着地し、クラーケギルディに突撃して反対側のシャッターを破壊する勢いで外へ弾き飛ばすと、ブレーキをかけながらアスファルトにタイヤの跡を残して停止する黒い竜を模したバイク。

「どうやら、仮面ツインテールの時間稼ぎのお陰か、ギリギリ間に合ったみたいだな」

「まあ、その間に一体倒されてしまいましたけどね……津辺さん、お疲れ様ですわ」

 マシンサラマンダーから降りる二人の男女。外から射し込む光に照らし出されたその姿は、確認するまでもない。

「ドラ兄!それにイエロー!」

「悪いな、かなり遅れちまった」

「ですがその分、しっかり戦わせていただきますわ!」

 二人共、変身を解除しており、ヒロ兄はいつもの黒いロングコートとフォトンサン
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