第12話「We are ベストパートナー!!」
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!!」
「ぬうう、仮面ツインテール……」
「一体何者なのだ……!?」
リヴァイアギルディとクラーケギルディが揃って感嘆の声を上げる。突然の闖入者に律儀に攻撃の手を止め刮目してくれる義理堅さはアルティメギル共通のようだ。
「乳の本質を知らず乳を語る哀れな道化に一家言ありと、この場に参上しました!!」
「おのれ……我らの生を侮辱するか!!」
「侮辱ではなく否定です!そして、私にはその権利がある!それだけのおっぱいがあります!!」
工場の上階からこちらを見下ろしながら、その大きさを誇示するように胸を張る仮面ツインテール。
リヴァイアギルディは、顎の汗を手の甲で拭った。
「この女、言うだけのことはある!恐るべき乳!完全なる自意識に支えられた誇り高き巨乳!何故だ……その神域に乳を押し上げるに至り、何故巨乳属性ラージバストを生み出せなんだ!!」
「フッ……さて、何故でしょう。私が幼さを愛するからでしょうか。しかし、それと乳これとは別!!真なる乳を釣り支えるのは、クーパー靭帯ではなく女のプライドなのです!!」
「おおっ……!!」
よく分からない至言に打ち震えるリヴァイアギルディ。
反対に敵意を剥き出しにしているクラーケギルディ。
その後も仮面ツインテールの話は続き、大きさこそ乳の本質と説く仮面ツインテールに対し、どんな進化の系譜を辿ろうと、如何なる世界であろうと、生物が巨大を捨て進化していくのは同じであると反論するクラーケギルディ。
更にはブルーもその意見に賛同し、時代はコンパクトだ、小さい胸こそが未来のトレンドであり、付加価値ステータスなのだと言い張る。
おい、そんな事をしている元気があるなら今のうちにこれを解いてくれ。
だが、そんなブルーの意見を笑い飛ばし、ステータスはステータスでもバッドステータス、浅はかな開き直りだと論破している仮面ツインテール。いや、仲間を論破してどうすんだ!?
「『貧乳でも気にしない』とか『貧乳の方がいい』とか!そんな戯れ言は、やりたい盛りの男の子が女の卑下に見せかけた『私褒めて』オーラをめんどくさがって、とっととおっ始めたいがために肯定してあげているだけです!!それに気づかず自己完結する女の、なんと滑稽なことか!!」
仮面ツインテールはマント、もとい白衣を翻し、天を仰いで高らかに謳い上げる。
絶対的な矜持に支えられた大演説はもはや、史上に名を刻む独裁者のそれにも似ていた。
『後で殺すシナス……』
「ヒッ!?」
一瞬、通信機から聞こえてきた呪いの声におののき、体のバランスを崩しかけてそれは終わったが。
「さ、さて、結論です。乳はブルマやスク水などと違って、視覚より触覚、
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