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俺、リア充を守ります。
第12話「We are ベストパートナー!!」
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双爪脚ヴォルカニック・ツインレッグ!!」

 左右両側から迫るミサイルは焔を付与した蹴り技を、右脚、左脚と連続で繰り出して弾き返す。

『前方正面からはそれぞれホーミングミサイルが二発!!』

 頭上から迫るホーミングミサイルに右掌を向ける。

「防炎璧ファイヤーウォール!!」

 炎が円形に広がり、炎で構成された巨大な盾となって、ミサイルを全て着弾前に焼き尽くし、防ぎきった。

「ドラゴン、それが貴方の得た新しい力なのですわね!炎を自在に操る、その能力が!!」

「イエローこそ、見事に重火器を使いこなしているじゃないか!それがお前の本当の力……求め続けていたヒーローの力だな!!」

「ええ!私はこの力で世界を守ります……かけがえの無い、仲間と共に戦い抜いてみせますわ!!」

「なら、まずは俺を超えてみろ!属性変換エレメリーション!!」

『学生服属性スクールユニフォーム』

 

 □□□□

 

「エレメリアン反応だって!?」

『はい、幹部クラスのものが二つ……間違いありません。リヴァイアギルディとクラーケギルディです』

 ヒロ兄と会長の特訓中、私とそーじだけに通信してきたトゥアールから告げられたのは、予想外の敵襲だった。

「ヒロ兄と会長は今、手が離せないし……しょうがないわね。久し振りに私達だけで行こっか?」

「そう……だな……。二人の邪魔は出来ないし、ドラグギルディだって倒せた俺達なら、頑張れば行けると思うんだけど……愛香、大丈夫なのか?」

「うっ……」

「触手、怖いんだろ?なら、無理しなくてもいいんだぞ?なんなら俺だけでも……」

 それを言われると、正直辛い。よりにもよって二体とも触手なのだ。しかも触手が多い方クラーケギルディに、私は気に入られてしまっている。本当ならヒロ兄達の特訓が終わってから出撃したいし、そーじの提案に甘えたいところだ。

 でも……。

「逃げるわけには行かないわよ……だって、ヒロ兄と会長はそれぞれの弱さから逃げずに向かい合った。私も逃げてばかりじゃいられない!ここで逃げたら、きっとヒロ兄に怒られちゃうわ!」

 それに、あんな奴らの前にそーじだけをほっぽり出すのはもっと嫌だ。私が守ってあげなくちゃ……。

『うんうん、やーっといつもの愛香さんらしくなりましたね』

「何よその言い方、馬鹿にしてるの?」

『愛香さんには箱の中で震えている仔犬より、近付いたら誰だろうと噛み付いてくる狂犬の方がお似合いですって意味ですよ〜』

「じゃあ帰ったらアンタを段ボールに詰めて粗大ゴミに出してあげるから、遺言書いて待ってなさい」

『ヒィッ!?総二様聞きましたか!そこにわざわざ殺害予告を出してくる危険人物が!!
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